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メールアドレスを知られたくないときの隠し方:登録・BCC・公開

メールアドレスを知られたくないときは、本当のアドレスの代わりにサイトごとに別のメールエイリアスを渡します。複数の人に一斉送信するときは全員をBCCに入れ、公開プロフィール、コードのコミット、ドメインの登録情報にアドレスが載らないようにプライバシー設定をオンにします。送信するメールの差出人(From)欄を空にすることはできないため、メインのアドレスを見せずにメールを書くには別のアドレスから送信します。どれも匿名になる方法ではありませんが(それでも身元につながる情報はこちら)、アドレスを必要としない人や会社にアドレスを渡さずに済みます。

会員登録には、CatchNoneが使えます。ショップやメルマガごとに専用のアドレスを用意でき、そのメールはメインの受信ボックスに混ざらず、どのメールがどのアドレスに届いたかもわかります。iPhone、iPad、Macで使えます。

以下の手順、料金、制限は、2026年9月25日に確認したものです。

サイトにメールアドレスを知られたくないとき

会員登録にはエイリアスを使います。転送サービス、「メールを非公開」、「Appleでサインイン」で作るアドレスのことで、本当のアドレスをサイトに見せずに、届いたメールを自分の受信ボックスへ転送します。店頭やオンラインストアのレジでメールアドレスを聞かれたときは、メールアドレスを聞いてくるお店に何を伝えるかを参照してください。

会社がいったんアドレスを手に入れると、そのアドレスを「第三者と共有したり販売したりする可能性がある」と米連邦取引委員会(FTC)は注意を呼びかけています。情報漏洩が起きれば、アドレスはさらに広がります。Have I Been Pwnedには、1,000件を超える情報漏洩で流出した170億件以上のアカウントが掲載されています(2026年9月時点)。サイトごとに別のアドレスを使っていれば、販売や漏洩で広まるのは遮断できる1つのアドレスだけです。また、そのアドレスを見れば、どの会社に渡したものかがわかります。

会員登録に使える方法のランキング

サイトが本当のアドレスについてどこまで知るか、特定の送信者だけをどれだけ簡単に遮断できるかで順位を付けています。料金と制限は2026年9月時点のものです。

方法 サイトに本当のアドレスが見えるか 特定の送信者を遮断する方法 メールの届き先 費用
受信専用のエイリアスアプリCatchNone @catchnone.comでは見えない。自分のドメインでは、どのアドレスにも自分のドメインが表示される @catchnone.com:オフにすると送信者に返送される。自分のドメイン:メールサービス側のルールで止める iPhone、iPad、Mac向けの専用アプリ。届いたエイリアスがバッジで表示される 無料プランでは自分のドメインのエイリアスを最大10個。@catchnone.comにはPremiumが必要
転送型エイリアスサービス:DuckDuckGo、SimpleLogin、Proton Pass、addy.io、Firefox Relay 見えない そのエイリアスをオフにする 自分の受信ボックスへ転送 無料プランあり。SimpleLogin Premiumは年額36ドル
「メールを非公開」(iCloud+) 見えない アドレスを無効にする 自分の受信ボックスへ転送 iCloud+は月額0.99ドルから(米国)
「Appleでサインイン」の「メールを非公開」オプション 見えない。そのアドレスを使えるのはそのアプリだけ そのアプリの「転送先」をオフにする 自分の受信ボックスへ転送 「Appleでサインイン」に含まれる
FastmailのMasked Email(マスクメール) 見えない ブロックまたは削除する Fastmailの受信ボックス 年払いで月額5ドル、月払いなら月額6ドル
自分のドメインのキャッチオールアドレス 見えないが、どのアドレスにも自分のドメインが表示される メールサービス側のルールで止める 自分の受信ボックス(ほかのメールと混ざる) ドメイン代。Cloudflare Email Routing(メールルーティング)なら無料で転送できる
iCloudメールのエイリアスなど、メールサービスのエイリアス 見えない 削除する。3個ある場合、新しく作れるのは7日後 自分の受信ボックス 料金に含まれる
プラスアドレス:jane+shop@example.com 見える(タグは誰でも消せる) 受信ボックス側のフィルターのみ 自分の受信ボックス 無料
Mailinatorなどの公開型の一時メールボックス 見えないが、メールボックスは誰でも開ける できない 誰でも開ける公開ページ 無料

いくつかの行には補足があります。

  • CatchNoneは受信専用の設計です。登録用のメールは専用のアプリにまとまってメインの受信ボックスには入らず、転送も一切しないので、転送が止まる心配もありません。アプリでエイリアスごとに名前を付け、アドレスをフォームに貼り付けます。
  • プラスアドレスでは、アドレスはまったく隠せません。タグは誰でも削除できますし、Microsoftもプラスアドレスを「実際のメールアドレスの拡張」と説明しています。登録フォームによっては+を受け付けないこともあります。それでも、メールの振り分けには便利です。詳しくはGmail、Outlook、iCloudのプラスアドレスを参照してください。
  • 公開型の一時メールボックスは、誰でも見られます。Mailinatorでは、名前を指定して「公開メールボックスを確認」できます。そのため、同じ名前を入力した人なら誰でも、そこに届いたパスワード再設定のリンクを読めます。たとえばGitHubは、有効期限付きの一時アドレスを発行するサービスのアドレスを認証しません。詳しくは捨てメアドと一時メールボックスを参照してください。
  • 「Appleでサインイン」:「転送先」をオフにすると、同じデベロッパのすべてのアプリに適用されることがあります。また、Appleの説明では、iCloud+が必要なのは、これらのアドレスの転送先を変更する場合だけです。
  • キャッチオールアドレスなら、登録フォームでその場でアドレスを考えて入力できます。ただし、どのアドレスにも自分のドメインが含まれるため、アドレス同士も、アドレスと自分自身も結び付けられます。Cloudflare Email Routingでは、「Compute」>「Email Service」>「Email Routing」>「Routing Rules」(ルーティングルール)にある「Catch-all」ルール(キャッチオールのルール)がこれに当たります。
  • 「メールを非公開」を使うには、iCloud+と2ファクタ認証が必要です。利用できるようになれば、Appleデバイスだけでなく、対応するウェブブラウザからiCloud.comでも使えます。ウェブ専用のiCloudアカウントには含まれません。Appleによると、まずiPhone、iPad、Mac、Apple Vision ProのいずれかでiCloudにサインインしてから、iCloud+にアップグレードする必要があります。アプリやサイトで「非公開」のiCloudアドレスを勧められたら、それが「メールを非公開」です。手順と制限は「メールを非公開」とほかのメールエイリアスの比較にまとめています。メールが届かなくなったときは、「メールを非公開」で転送されない場合を参照してください。

どの方法を選ぶか

多くの人に向いているのは、登録ごとに別のアドレスを使い、そのメールをメインの受信ボックスに入れない方法です。CatchNoneならそれができます。どのメールにも届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏れたり売られたりしたアドレスがすぐにわかります。また、トラッキングピクセルの大半を含むリモート画像は、自分で読み込むまでブロックされたままです。登録フォームで新しいエイリアスを自動入力したいなら、Bitwardenのユーザー名生成ツールのように、ブラウザやパスワード管理アプリと連携できる転送サービスもあります。すでにiCloud+に加入しているなら、対応アプリでメールアドレスを求められたときに、iPhoneのキーボードの上に「メールを非公開」が表示されます。「Appleでサインイン」に対応したサイトでは、その「メールを非公開」のオプションを選びます。

CatchNoneは、次の手順で使い始められます。

  1. 始め方を選びます。「@catchnone.comを使う」(Premium。ドメイン、DNS、メールボックスの用意は不要)か、「自分のドメインを使う」(IMAPまたはJMAPでメールを読めるドメイン。無料プランではエイリアスを最大10個まで)です。
  2. 登録フォームのたびに、アプリで新しいエイリアスを作ってサイト名を付け、自分のアドレスを入力する代わりにそのアドレスを貼り付けます。
  3. そのメールはCatchNoneで読みます。どのメールにも、届いたエイリアスが表示されます。
  4. 迷惑メールが届くようになったエイリアスは、オフにします。@catchnone.comでは、送信者に返送されます。自分のドメインでは、メールサービス側でルールを追加します。ほかのエイリアスはそのまま使えます。

一部のアカウントは、本当のアドレスで登録したままにしておきましょう。銀行、税金や医療関連のサービス、メインのアカウントの復旧用アドレスです。Mozillaも自社のRelayのマスクについて、「本当のメールアドレスは、銀行、医師、弁護士には伝えたいはずです」と同じことを述べています(Relay FAQ)。

今すぐ無料で使えるサービス

2026年9月時点の情報です。

  • CatchNoneの無料プラン:お持ちのドメインのエイリアスを最大10個使え、iPhone、iPad、Mac向けの専用アプリで読みます。転送は一切せず、そのメールがCatchNoneのサーバーを経由することもありません。
  • DuckDuckGo Email Protection:@duck.comのアドレスを無制限に作成でき(1日の作成数には上限あり)、トラッカーも除去されます。登録はDuckDuckGoのブラウザか拡張機能で行います。
  • SimpleLogin:エイリアス10個。返信もできます。
  • Proton Pass:エイリアス10個。
  • addy.io:標準エイリアスは無制限(すべて自分のユーザー名のサブドメインの下に作られるため、互いに結び付けられます)、そうした結び付きが生じない共有ドメインのエイリアスは10個まで。メールは月10MBまでで、返信はできません。
  • Firefox Relay:Mozillaのページ同士で記載が食い違っています。relay.firefox.comのプラン表では無料のマスクは5個ですが、サブスクリプションサービスの利用規約(2026年9月16日発効)では最大50個です。返信にはPremiumが必要です。
  • そのほかの無料の方法:プラスアドレス。ドメインを持っていれば、Cloudflare Email Routingも無料です。
  • 「Appleでサインイン」の「メールを非公開」オプションは、サイトが「Appleでサインイン」に対応していれば、それに付いてきます。Appleの説明では、iCloud+が必要なのは、これらのアドレスの転送先を変更する場合だけです。

この「読みもの」を運営するCatchNoneは、これらのサービスと提携しておらず、この記事のリンクから紹介料を得ることもありません。プランや返信機能を並べて比べるには、メールエイリアスサービスの比較を参照してください。

一斉送信で全員のアドレスを見せない方法(BCCの使い方)

受信者は全員BCCに入れ、宛先(To)には自分のアドレスを入れます。

BCCでメールアドレスは隠せる?

ほかの受信者からは隠せます。Gmailのヘルプによると、BCCの受信者にはToとCCの受信者は見えますが、BCCの受信者同士は見えません。また、誰かが全員に返信しても、その返信はBCCの受信者には見えません。CCでは何も隠せません。CCの受信者には、ほかのToとCCの受信者が全員見えます。メールの標準規格であるRFC 5322からは、もう1つのリスクがわかります。BCCの受信者が全員に返信すると、そのメールを受け取っていたことがほかの受信者に知られることがあります。

Gmailの場合

パソコンでは次のように操作します。

  1. 「Compose」(作成)をクリックします。
  2. 「To」(宛先)欄に自分のアドレスを入力します。
  3. 「BCC」をクリックし、ほかの全員を追加します。
  4. 「Send」(送信)をクリックします。

AndroidのGmailアプリでは、右下の「Compose」(作成)をタップし、同じようにToとBCCを入力します(Gmailヘルプ)。

iPhoneの「メール」の場合(iOS 27)

  1. 「Compose」(作成)ボタンをタップします。
  2. 「To」(宛先)フィールドをタップし、自分のアドレスを入力します。
  3. 「Cc/Bcc」フィールドをタップしてから「Bcc」をタップし、ほかの全員を入力します(iPhoneユーザガイド)。
  4. 「Send」(送信)ボタンをタップします。

Macの「メール」の場合(macOS 27)

  1. 「メール」で新規メッセージを作成します。
  2. Bccフィールドがない場合は、メッセージウインドウのツールバーにある「Header Fields」(ヘッダーフィールド)ボタンをクリックし、「Bcc Address Field」(Bccアドレスフィールド)を選択します(メールユーザガイド)。
  3. 「To」(宛先)に自分のアドレスを、「Bcc」にほかの全員を入力します。
  4. 「Send」(送信)ボタンをクリックします。

Outlookの場合

  • 新しいOutlook for Windows:新規メッセージで、「Options」(オプション)>「Show fields」(フィールドを表示)>「Show Bcc」(BCCを表示)を選択します。
  • クラシックOutlook for Windows:メッセージが別のウィンドウで開く場合は、「Options」(オプション)>「BCC」を選択します。「Reading Pane」(閲覧ウィンドウ)では、リボンの「BCC」を選択します(Microsoftサポート)。
  • Outlook.com:「To」(宛先)行の右側にある「BCC」を選択します(Microsoftサポート)。

そのあと、Toに自分のアドレスを入れ、ほかの全員をBCCに追加して、「Send」(送信)を選択します。

Outlookの会議出席依頼

Outlookの会議出席依頼には、本当の意味でのBCCはありません。新しいOutlook for WindowsとOutlook on the webでは、「Response options」(返信のオプション)>「Hide attendee list」(出席者リストを非表示)を選ぶと、各出席者に見えるのは、主催者である自分とその出席者本人だけになります。クラシックOutlookには、このオプションはありません。

大人数への送信や機密性の高い内容

  • 個人のGmailでは、一度に500人を超える宛先に送信したり、1日に500通を超えるメールを送信したりすると、最大24時間送信できなくなります(2026年9月時点)。Googleは代わりにGoogleグループを使うよう勧めています(Gmailヘルプ)。Googleグループの画面でメンバーのアドレスを誰が見られるかは、グループの「Who can view members」(メンバーを表示できるユーザー)と「Who can view member email addresses」(メンバーのメールアドレスを表示できるユーザー)の設定で決まります。また、Googleによると、ほかのWorkspaceアプリではアドレスが見える場合があります。
  • Gmailのmail merge(差し込み送信)は、受信者それぞれに個別のメールを送ります。2026年9月時点で1日1,500通までですが、対象となる有料のGoogle Workspaceプランでしか使えません(Gmailヘルプ)。
  • メルマガ(ニュースレター)の配信サービスも、購読者それぞれに個別のメールを送ります。たとえばMailchimpは、各メッセージを連絡先ごとに直接配信するため、ほかの人のアドレスは誰にも見えないと説明しています。
  • 機密性の高い内容については、英国の情報コミッショナー事務局(ICO)が、BCCは「それだけでは人々の個人情報を適切に守るには不十分」だとして、一括メール配信サービス、差し込み送信、安全なデータ転送を挙げています(ICO)。ICOは2024年、HIV支援プログラムの参加者に宛てたメールがBCCではなくCCで264件のアドレスに送られた件で、Central YMCAに7,500ポンドの制裁金を科しました。

メインのアドレスを見せずに送信する方法

送信するメールから自分のアドレスを省くことはできません。RFC 5322では、Fromフィールドは2つしかない必須のヘッダーフィールドの1つです。そのため、別のアドレスから送信します。送信に使えるのは次のアドレスです。

  • iPhoneの「メール」で「メールを非公開」を使う(iCloud+):「Compose」(作成)をタップし、宛先を1人と件名を入力してから、「From」(差出人)フィールドをタップし、もう一度タップして「メールを非公開」をタップします(iPhoneユーザガイド)。Fromに新しい固有のアドレスが表示されます。送れる宛先は1通につき1人だけで、返信は本当のアドレスに転送されます。
  • iCloudメールのエイリアス:最大3個まで作れます。Appleによると、エイリアスから送信すると「受信者にはメールアドレスが表示されません」。
  • FastmailのMasked Emailアドレス:「Compose」(作成)画面で差出人メニューを開き、「Show all」(すべて表示)をクリックして、Masked Emailアドレスを選択します(Fastmailヘルプ)。
  • 個人用のDuck Address(無料):jane@duck.comからsam@example.comに新しくメールを書くには、転送先に設定したアドレスからsam_at_example.com_jane@duck.com宛てに送信します。DuckDuckGoがこの方法を説明しているのは個人用アドレスについてだけで、サイトごとに作る非公開のアドレスは対象ではありません。
  • SimpleLogin、Proton Pass、addy.ioの有料プラン:SimpleLoginとProton Passの無料プランでもエイリアスから返信はできますが、エイリアスから新しくメールを送るには有料プランが必要です。
  • 2つ目のアカウント:どのメールサービスのものでもかまいません。

送信する前に、表示名と署名を確認してください。そこから名前がわかってしまうことがあります。

ウェブ上でメールアドレスを公開しない

GoogleとLinkedInのプロフィール

Googleによると、Googleアカウントのメールアドレスは「連絡したり共有したりする相手に表示される場合があります」(Googleアカウントヘルプ)。ドキュメントの共有相手にメインのアドレスを見せたくない場合は、別のアカウントから共有します。

LinkedInは初期設定で、メインのメールアドレスを直接つながっている相手に表示します。デスクトップ版のサイトでは、次のように変更します(LinkedInヘルプ)。

  1. 「Me」(自分)アイコンをクリックし、「Settings & Privacy」(設定とプライバシー)をクリックします。
  2. 「Visibility」(公開範囲)をクリックします。
  3. 「Visibility of your profile & network」(プロフィールとネットワークの公開範囲)で「Email visibility」(メールアドレスの公開範囲)をクリックし、「Only visible to me」(自分のみ)を選択します。
  4. 「Who can see or download your email address」(メールアドレスを表示・ダウンロードできる人)の横にある「Change」(変更)をクリックし、スイッチを「No」(いいえ)にします。これで、つながりのある人がアドレスをエクスポートできなくなります。

GitHubとGitLabのコミット

Gitのコミットにはすべて作成者のメールアドレスが記録され、リポジトリを見られる人なら誰でも読めます。GitHubでは次のように設定します(GitHub Docs)。

  1. 右上のプロフィール画像をクリックし、「Settings」(設定)をクリックします。
  2. サイドバーの「Access」(アクセス)セクションで「Emails」(メール)をクリックします。
  3. 「Keep my email addresses private」(メールアドレスを非公開にする)を選択します。
  4. 「Block command line pushes that expose my email」(メールアドレスが公開されるコマンドラインからのプッシュをブロック)を選択します。
  5. 同じページに表示されるnoreplyアドレスを使うように、パソコンのGitを設定します。
git config --global user.email "ID+USERNAME@users.noreply.github.com"

これは2017年7月18日より後に作成したアカウントの形式です。手順5が重要なのは、プッシュのブロックが各プッシュの最新のコミットしか確認しないためです。設定を変更する前のコミットには、古いアドレスが残ります。

GitLabでは、アバターを選択してから「Edit profile」(プロフィールを編集)を選択します。「Commit email」(コミットメール)のリストで「Use a private email」(非公開のメールアドレスを使用)を選び、「Update profile settings」(プロフィール設定を更新)を選択してから、そのアドレスをgit configで設定します。プロフィールを非公開にするだけでは、コミットのメールアドレスはGitLabのAPIから取得できる状態のままです。

ドメインのWHOIS/RDAP情報

ドメインの登録情報には、メールアドレスが含まれることがあります。ICANNは2025年1月28日に分野別トップレベルドメイン(gTLD)のWHOISを廃止し、RDAPに置き換えました。自分のドメインはlookup.icann.orgで確認できます。

情報が非表示になっていると思い込まないでください。2025年8月21日から施行されているICANNのRegistration Data Policy(登録データポリシー)では、レジストラ(ドメイン登録サービス)は、法律で求められる場合には個人データを非表示にしなければならず、それ以外の場合に非表示にするかどうかは任意です。非表示にする場合、レジストラは本人を特定できないメールアドレスかウェブフォームを公開する必要がありますが、そこに届いた連絡は、登録されているメールアドレスに届きます。

エイリアスで登録すれば、メインの受信ボックスをこの経路から切り離せます。ドメインを持っている間ずっと読み続けるエイリアスを選び、そのドメイン自体のアドレスは避けてください。ドメインが停止されたり期限切れになったりすると、そのアドレスではメールを受信できなくなるためです。連絡先情報についてのレジストラからの問い合わせに15日を超えて応答しないと、ドメインが停止されることがあります。

自分のウェブサイト

お問い合わせフォームを使えば、ページにアドレスをまったく載せずに済みます。サイトがCloudflareを経由している場合、Email Address Obfuscation(メールアドレスの難読化)が初期設定でオンになっていて、表示されているアドレスを書き換え、アドレスを収集するボットに拾われないようにします。ただし、スクリプト内のアドレス、ほとんどのHTML属性、Cache-Control: no-transform付きで送信されるページは対象外です。

それでも身元につながる情報

エイリアスはサイトからアドレスを隠しますが、サイトやエイリアスサービスから身元を隠すものではありません。

  • ほかに渡す情報すべて:サイトは引き続きIPアドレスや端末を把握できますし、伝えたカード、電話番号、名前、配送先住所もわかります。
  • サイトをまたいだ照合:GoogleのCustomer Match(カスタマーマッチ)は、広告主がアップロードしたハッシュ化済みのメールアドレスを、Googleアカウントのメールアドレスと照合します。UID2は、メールアドレスや電話番号から広告IDを作ります。サイトごとにアドレスを変えればこの照合は成り立ちませんが、同じ電話番号やカードからは結び付けられることがあります。
  • エイリアスサービス:サービスは本当のアドレスを知っています。Appleの米国の法執行機関向けガイドラインには、「メールを非公開」の基本的な顧客情報は「召喚状またはそれ以上の法的手続きによって取得できる」とあります。中継サービスに不具合が見つかることもあります。2026年7月に修正された「メールを非公開」の不具合では、エイリアス宛てのメッセージが迷惑メールとして拒否されたときに、メールのログからユーザーの本当のアドレスがわかってしまう可能性がありました。
  • 返信:メインのアカウントから返信すると、本当のアドレスが相手に見えます。Firefox Relayは、返信にCCやBCCを追加するとアドレスが知られてしまうと注意を促しています。
  • メールを開くこと:トラッキングピクセルなどのリモート画像から、メッセージを開いた時刻が送信者に伝わることがあります。

場面別の選び方

こんなとき 使う方法 注意点
ショップ、メルマガ、アプリに登録する CatchNone、転送型エイリアス、「メールを非公開」、「Appleでサインイン」のオプション メインのアカウントから返信してしまうこと
必ず復旧できる必要があるアカウントを作る 本当のアドレス、または自分のドメインのアドレス 支払いをやめるかもしれないエイリアスサービス
1回限りのダウンロードを受け取る 後でオフにする@catchnone.comのアドレス、または二度とサインインしないなら一時メールボックス 公開型のメールボックスは誰でも読める
数人にメールを送る BCC(Toには自分) BCCの受信者が全員に返信すること
大人数にメールを送る メンバー同士がアドレスを見られない設定のGoogleグループ、差し込み送信、メルマガ配信サービス 個人のGmailの、宛先500人の上限
機密性の高い内容を送る 一括メール配信サービス、差し込み送信、安全なデータ転送 ICOはBCCだけでは不十分としている
メインのアドレスを見せずにメールを書く 送信できるアドレス:Appleの「メール」の「メールを非公開」、iCloudメールのエイリアス、FastmailのMasked Email、個人用のDuck Address、SimpleLogin・Proton Pass・addy.ioの有料プラン 「メールを非公開」は1通につき宛先1人。署名に入った名前
LinkedInにメールアドレスを登録している 「Email visibility」を「Only visible to me」に、ダウンロードを「No」に設定 ダウンロードのスイッチは別の設定
コードを公開する GitHubのnoreplyアドレスとプッシュのブロック、またはGitLabの非公開コミットメール 古いコミットには古いアドレスが残る
自分のウェブサイトに連絡先を載せる お問い合わせフォーム、またはCloudflareのEmail Address Obfuscation スクリプト内のアドレスは対象外
ドメインを登録する レジストラのプライバシー保護と、連絡先メールには長く使うエイリアス(そのドメインのもの以外) .usは非表示にできない。読まなくなったエイリアスが原因でドメインを失うことがある

CatchNoneの位置付け

CatchNoneは、ショップ、メルマガ、アカウントごとに専用のアドレスを用意し、そのメールをメインの受信ボックスとは別の専用アプリにまとめます。メッセージごとにどのエイリアスに届いたかが表示されるため、漏洩したアドレスや販売されたアドレスがわかります。また、トラッキングピクセルの大半を含むリモート画像は、自分で読み込むまでブロックされたままです。Premiumなら、abcde-12345@catchnone.comのようなランダムな@catchnone.comのアドレスを、ドメイン、DNS、メールボックスを用意せずに使えます。オフにすると、送信者に返送されます。お持ちのドメインでは無料プランで最大10個のエイリアスを使え、CatchNoneはそのメールをメールボックスから直接読み込むので、CatchNoneのサーバーを経由することはありません。CatchNoneをダウンロード(iPhone、iPad、Mac向け)。

CatchNoneは受信専用で、メールの送信、返信、転送は行いません。返信はいつものアカウントから行うため、本当のアドレスが相手に見えます。@catchnone.com宛てのメールは、Cloudflare上のCatchNoneのサービスに30日間保存されます。Premiumが終了すると、再び登録してアプリを開くまで、これらのアドレスに届く新しいメールは受信時に削除されます。そのため、銀行やアカウントの復旧に関わるメールは、本当のアドレスか自分のドメインで受け取るようにしてください。ほかのエイリアスと同じく、CatchNoneを使っても匿名にはなりません。

よくある質問

「Masked Email」や「メールを非公開」とは?

マスクされたメールアドレス(マスクメール)とはエイリアスのことで、本当のアドレスを明かさずに自分宛てにメールを転送する、代わりのアドレスです。Masked EmailはFastmailの製品名、「メールを非公開」(英語名はHide My Email)はAppleの機能名です。Firefox Relayは、自社のエイリアスをマスクと呼んでいます。アドレスを隠すことは、アドレスを非公開に保つための一部にすぎず、ほかにBCC、プロフィールの設定、コミットのメールアドレス、ドメインのプライバシー保護があります。エイリアスの種類とそれぞれの仕組みについては、メールエイリアスとはを参照してください。

エイリアスを使えば匿名になる?

いいえ。エイリアスを使えば本当のアドレスはサイトに伝わりませんが、サイトにはIPアドレス、支払い情報、入力した内容がすべて伝わります。また、エイリアスサービスは本当のアドレスを知っており、開示を求められることがあります。詳しくはそれでも身元につながる情報を参照してください。

VPNでメールアドレスは守れる?

いいえ。VPNで変わるのはサイトから見えるIPアドレスで、フォームに入力するメールアドレスではありません。サイトにアドレスを知られたくない場合は、エイリアスを渡します。

メールアドレスを非公開にできる?

完全にはできません。メールを送った相手には差出人(From)のアドレスが見えますし、Googleはアカウントのメールアドレスを、連絡したり共有したりする相手に表示することがあります。それでも、公開プロフィール、コードのコミット、ドメインの登録情報にはアドレスを載せないようにでき、サイトにはエイリアスを渡せます。

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