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iCloudの「メールを非公開」とメールエイリアスの違い・上限

Appleの「メールを非公開」(Hide My Email)とは、ランダムな@icloud.comのアドレスを作成し、そこに届いたメールを受信ボックスへ転送するiCloud+の機能です。サイトには、本当のアドレスを見せずに、実際に使えるアドレスを渡せます。Appleによると、アドレスは必要な数だけ作成でき、Appleの「メール」ではそのアドレスから返信もできます。一方で、独自ドメインを使うこと、アドレスを自分で選ぶこと、アドレスごとに別の受信ボックスへ届けることはできません。どのアドレスも、Apple Accountのアドレスから選んだ1つの「転送先」に転送されます。こうしたことが必要なら、別の種類のメールエイリアスを使います。CatchNoneもその1つです。エイリアスにはお持ちのドメインを使え、どのメールがどのエイリアスに届いたかが、iPhone、iPad、Mac向けの専用アプリで表示されます。

以下で紹介する使い方の手順は、iOS 27とmacOS 27向けのAppleの現在のサポートページに基づいており、2026年9月25日に確認したものです。iPhoneの「設定」での手順は、iOS 18とiOS 26でも同じです。Protonも自社のエイリアスを「hide-my-email aliases」と呼んでいますが、この記事で扱うのはAppleの機能です。エイリアスについて初めて知る場合は、まずメールエイリアスとはを読んでください。

iCloudの「メールを非公開」の仕組み

  1. フォームやアプリでメールアドレスを求められたとき、または「メール」で新しいメールを書くときに、代わりに「メールを非公開」のアドレスを作成します。アドレスはAppleがランダムに生成します。
  2. サイトは、そのアドレスにメールを送ります。
  3. Appleのリレーサーバが、そのメールを「転送先」のアドレスに転送します。転送先は、iCloudメールのアドレスか、Apple Accountに関連付けられた別のアドレスです。Appleによると、メッセージは配信後、「通常は数秒以内に」リレーサーバから削除されます。
  4. Appleデバイスの「メール」やiCloud.comで返信すると、そのメッセージは「メールを非公開」のアドレスから送られたように見えます。

アドレスごとにラベルとメモを付けられ、あとから無効にしたり削除したりできます。Appleは、アドレスを作成できる場所の一覧を公開しています。利用するには、iOS 15、iPadOS 15、macOS 12以降が必要です。Appleがこの機能を発表したのは2021年6月です。

アドレス宛てのメールが届かなくなった場合は、「メールを非公開」で転送されない場合を参照してください。

「Appleでサインイン」のプライベートメールアドレスとの違い

「Appleでサインイン」には、独自の「メールを非公開」オプションがあります(Appleサポート)。こうして作られるアドレスは、プライベートメールアドレスとも呼ばれます。

  • アドレスの末尾は@privaterelay.appleid.comです。Appleによると、新しいアドレスは2026年後半から@private.icloud.comになります。それ以外の場所では、「メールを非公開」は@icloud.comのアドレスを作成します。
  • このアドレスが使えるのは、登録したデベロッパに対してだけです。そのデベロッパのすべてのアプリで1つのアドレスが共通で使われ、転送されるのは、デベロッパが指定した送信元からのメールだけです。
  • 2ファクタ認証を設定したApple Accountが必要です。Appleは、iCloud+を要件として挙げていません(「Appleでサインイン」とは)。

「メールを非公開」のアドレスの作り方

iPhoneでメールアドレスを「マスク」するためにAppleが用意している方法が、「メールを非公開」のアドレスです。別の生成ツールはありません。アドレスはすべてランダムで、SafariやMacでは「Refresh」(更新)ボタンで別のアドレスを表示できます。

iPhoneまたはiPadの場合

  1. 「設定」を開き、自分の名前をタップします。
  2. 「iCloud」をタップし、下にスクロールして「iCloud+ Features」(iCloud+の機能)まで進み、「メールを非公開」をタップします。
  3. 「Create New Address」(新しいアドレスを作成)をタップし、画面の指示に従います。

必要な場面で、その場で作成することもできます。

  • Safari:メールアドレスの入力欄をタップし、キーボードの上にある「メールを非公開」をタップしてから、「Continue」(続ける)をタップします。別のアドレスにするには「Refresh」(更新)をタップします(iPhoneユーザガイド)。
  • 対応アプリ(iOS 16以降):キーボードの上に同じボタンが表示されます。
  • 「メール」:「Compose」(作成)をタップして宛先を追加し、「From」(差出人)フィールドをタップしてからもう一度タップし、「メールを非公開」をタップします(iPhoneユーザガイド)。
  • Apple Pay(iOS 17以降):支払いシートで「Contact」(連絡先)をタップし、「メールを非公開」を選びます(iCloudユーザガイド)。

Macの場合

この手順には、macOS 13以降が必要です。

  1. 「System Settings」(システム設定)を開き、サイドバーの一番上にある自分の名前をクリックします。
  2. 「iCloud」をクリックし、「メールを非公開」をクリックします。
  3. 左下の「Add」(追加)ボタン(+)をクリックします。別のアドレスにしたい場合は「Refresh」(更新)をクリックします。
  4. ラベルとメモを入力して「Continue」(続ける)をクリックし、画面の指示に従って「Done」(完了)をクリックします。

Safariでは、メールアドレスの入力欄をクリックして「メールを非公開」を選びます(Macユーザガイド)。「メール」では、新規メッセージを作成し、「From」(差出人)フィールドにポインタを合わせてポップアップメニューをクリックし、「メールを非公開」を選びます(「メール」ユーザガイド)。

iCloud.comの場合(WindowsやAndroidからも可能)

  1. icloud.com/icloudplusにアクセスしてサインインします。
  2. 「メールを非公開」を選択します。
  3. 「Add」(追加)を選択します。アドレスが1つもない場合は、「Set up a new email address」(新しいメールアドレスを設定)を選択します。
  4. ラベルを入力し、「Create email address」(メールアドレスを作成)を選択します。

iCloud.comでアドレスを作成するには、2ファクタ認証が必要です。「メールを非公開」が表示されない場合は、アカウントがウェブ専用アクセスになっている可能性があります(Appleサポート)。

「メールを非公開」のアドレスを無効にする・削除する方法

無効にすると、そのアドレスはメールを転送しなくなります。無効化は元に戻せます。削除は元に戻せず、削除できるのは先に無効にしたアドレスだけです。

iPhoneまたはiPadの場合

  1. 「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「メールを非公開」の順に進みます。
  2. アドレスを選択し、「Deactivate Email Address」(メールアドレスを無効にする)をタップしてから、「Deactivate」(無効にする)をタップします。

あとから、同じ画面で次の操作ができます(Appleサポート)。

  • 再び有効にする:「Inactive Addresses」(無効なアドレス)をタップし、アドレスをタップして、「Reactivate Address」(アドレスを再び有効にする)、「Reactivate」(再び有効にする)の順にタップします。
  • 削除する:「Inactive Addresses」(無効なアドレス)をタップし、アドレスを選択して、「Delete Address」(アドレスを削除)、「Delete」(削除)の順にタップします。

MacまたはiCloud.comの場合

Macの場合:

  1. 「System Settings」(システム設定)で自分の名前をクリックし、「iCloud」、「メールを非公開」の順にクリックします。
  2. アドレスを選択し、「Deactivate Email Address」(メールアドレスを無効にする)をクリックしてから、「Deactivate」(無効にする)をクリックします。

あとから再び有効にしたり削除したりするには、左下の「Options」(オプション)をクリックして「Show Inactive Addresses」(無効なアドレスを表示)を選び、アドレスを選択して「Reactivate Address」(アドレスを再び有効にする)または「Delete Address」(アドレスを削除)をクリックします。

iCloud.comの場合:

  1. icloud.com/icloudplusにアクセスし、「メールを非公開」を選択します。
  2. アドレスを選択して「Deactivate email address」(メールアドレスを無効にする)を選択し、画面の指示に従います。

無効にしたアドレスは一覧の一番下に表示され、そこから再び有効にしたり削除したりできます。どこで削除した場合でも、アドレスはすべてのデバイスから削除され、再び有効にすることはできません(Appleサポート)。

送信者にはどう見えるか

Appleによると、アドレスの使用を停止すると、「そのアドレスに送信されたメールはすべて送信者に返送されます」。つまり、無効にしたアドレス宛てのメールはバウンスメールとして返され、送信者はそのアドレスがもう使えないことを知ります。バウンスメールの文面は、Appleは公開していません。

削除したアドレスが、ほかの人に割り当てられることはありません。Appleの「Appleでサインイン」のプライバシーに関するページによると、無効にしてから削除した「メールを非公開」のアドレスは、不正利用防止のため、30日間はApple Accountに関連付けられたままになります。その後はアカウントから削除され、再発行されないようにするためだけに保持されます。すべてのサービスが返送するわけではありません。addy.ioは、無効にしたエイリアス宛てのメールを、何も知らせずに破棄します。

「Appleでサインイン」のアドレスの場合

「Appleでサインイン」のプライベートメールアドレスは、代わりに、そのアプリの転送をオフにします。iPhoneでは、「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「メールを非公開」の順に進み、アプリまたはデベロッパを選択して、「転送先」をオフにします。すると、Appleのリレーサーバは、そのアドレス宛てのメールを拒否します。同じデベロッパのアプリを複数使っている場合、この変更はそのすべてに適用されます(Appleサポート)。

「メールを非公開」の上限:アドレスは何個まで作れる?

Appleは具体的な数を公表していません。ガイドには「必要な数だけアドレスを」作成できるとありますが、iCloud利用規約(2026年9月14日最終改訂)には、「Appleは、この機能で利用できるメールアドレスの数を制限する権利を留保します」とあります。ユーザーからは、合計720〜1,047個でそれ以上作れなくなったという報告や、短時間に多く作成したあと、しばらく作成できなくなったという報告があります。

表示されるメッセージは2種類あります。一時的な制限では、「You’ve hit the limit of addresses you can create right now. Try again later.」(現在作成できるアドレスの上限に達しました。後でもう一度お試しください。)と表示されます。それ以上作れなくなった場合は、「Email Address Limit Reached」(メールアドレスの上限に達しました)というタイトルで、「Go to Settings to delete one before creating another.」(新しく作成する前に、設定でアドレスを1つ削除してください。)と表示されます。以下はユーザーの報告で、Appleの方針ではありません。

報告時期 場所 報告の内容
2022年12月 Apple Community 新しいアドレスを約20個作ったあとに「Try again later」のメッセージ。1時間待つよう助言された
2024年4月 Ask Different 720個で「limit reached」(上限に達しました)というエラー。解消したかどうかは書かれていない
2026年4月 Ask Different(同じスレッド) 1,047個で「Email Address Limit Reached」
2026年6月 ある開発者のブログ 作成数の制限は「少なくとも1時間に30個」

合計の上限に達したら、使わなくなったアドレスを削除します。削除したアドレスがどう数えられるかは、Appleは説明していません。Appleが公開している関連の数字は、「Appleでサインイン」のものだけです。中継用のアドレス1つにつき「1日100通のメール」という上限があり、返信もこれに含まれます(Apple Developer)。@icloud.comのアドレスについては、このような数字は示されていません。

「メールを非公開」は無料?iCloud+なしで使える?

iCloud+の一部としてのみ使えます。@icloud.comのアドレスにはiCloud+が必要で、iCloud+のすべてのプランに含まれています。米国では、2026年9月時点で、iCloud+は50GBの月額0.99ドルからです(Appleの国別の価格)。Apple OneにはiCloud+が含まれます。また、ファミリー共有グループの誰かがiCloud+に加入していれば、「メールを非公開」も使えます。

iCloud+がなくても、「Appleでサインイン」の「メールを非公開」オプションと、最大3個のiCloudメールのエイリアスは使えます。iCloudメールのエイリアスは、iCloud+の機能ではありません。

iCloud+を解約すると、請求期間の終了時に「メールを非公開」を使えなくなります(Appleサポート)。既存のアドレスで転送が続くかどうかはAppleが説明していないため、大切なアカウントでは、解約する前にメールアドレスを変更しておきましょう。

「メールを非公開」は安全?本当のアドレスはたどられる?

「メールを非公開」がアドレスを隠す相手は、アドレスを渡したサイトであって、Appleではありません。

  • メールの内容:Appleによると、標準的な迷惑メールフィルタリングを除き、メッセージの内容を読んだり処理したりすることはありません。
  • 法的な要請:Appleは、各アドレスをどのアカウントが所有しているかを把握しています。Appleの米国の法執行機関向けガイドラインには、「メールを非公開」の基本的な顧客情報は「召喚状またはそれ以上の法的手続きによって取得できる」とあります。
  • 修正済みの不具合:「メールを非公開」のアドレス宛てに送られ、迷惑メールとして拒否されたメッセージによって、送信者のメールログにそのユーザーの本当のアドレスが残る可能性がありました。この不具合は2025年6月にAppleに報告され、Appleは2026年7月3日のパッチで完全に修正したとしています(MacRumors)。MacRumorsの記事で紹介された2人の研究者は、2026年7月7日より前に作成された「メールを非公開」のアドレスについては、その背後にある本当のアドレスが漏れた可能性があるとみなす、と述べています。集団訴訟としての認定を求める訴訟が係属中です。
  • トラッキング:Appleは、「メールを非公開」がトラッキングピクセルをブロックするとは説明していません。Appleの「メール」でその役割を担うのは、「メールプライバシー保護」です。

それでもサイトの手元には、漏らしたり売ったりできる有効なアドレスが残ります。違いは、そのアドレス1つだけを使えなくできることです。

「メールを非公開」で独自ドメインは使える?

使えません。2026年9月時点で、iCloud+にはそのための別の機能「カスタムメールドメイン」があります。お持ちのドメインを最大5つまで追加でき、ドメインごとに最大3個のアドレスで、iCloudメールの送受信ができます(Appleサポート)。その「すべてを許可」の設定を使うとキャッチオールアドレスとして機能するため、購入手続きの際にその場で考えたshop@example.com宛てのメールも届きます。iCloud+のカスタムメールドメインとキャッチオール設定を参照してください。

Apple以外では、Cloudflare Email Routing(メールルーティング)でキャッチオールアドレスのルールを設定すると、ドメインのすべてのアドレス宛てのメールを1つの受信ボックスに転送できます。2026年9月時点で、受信メールについては無料です。自分のドメインから返信するには、別途送信の設定が必要です。どちらの場合も、CatchNoneなら、そのメールが届くメールボックスをIMAPまたはJMAPで読み込み、その場で考えたアドレスごとに、届いたメールを表示できます。

2026年の「メールを非公開」のドメイン変更で何が変わったか

2026年6月15日:Appleは、「Appleでサインイン」とiCloud+の「メールを非公開」の新しいアドレスを、共通の1つのドメインprivate.icloud.comで発行し、既存のアドレスは引き続き使えると発表しました。

2026年6月17日:MacRumorsは、ドメインが別になると、サイトはicloud.comのユーザー全員をブロックすることなく、「メールを非公開」のアドレスだけをブロックできるようになると指摘しました。

2026年8月24日:Appleはこの計画を撤回しました。理由として挙げたのは、「さらなる検討とコミュニティからのフィードバックの確認」だけでした。更新された発表には、「iCloud+の『メールを非公開』のアドレスは、引き続きicloud.comのままとなります」とあります。privaterelay.appleid.comからprivate.icloud.comに移るのは「Appleでサインイン」の新しいアドレスだけで、「今年後半から」となり、既存のアドレスは引き続き使えます(Apple Developer News)。

2026年9月25日時点で、「メールを非公開」が移行したと書いているページは、情報が古くなっています。何も変更する必要はありません。「メールを非公開」のアドレスは、引き続きicloud.comで使えます。

「メールを非公開」のデメリット:できないこと

  • アドレスを自分で選ぶ:アドレスはすべてランダムです。
  • アドレスごとにメールを分ける:「メールを非公開」は転送するだけで、すべてのアドレスが同じ「転送先」に届きます。転送先をApple Accountのサブのアドレスにすることはできますが、「メールを非公開」のメールはすべて、そこにまとめて届きます。
  • アドレスごとのメールや件数を表示する:iCloud.comのメールには「Only Hide My Email」(「メールを非公開」のみ)フィルターがありますが、すべてをひとまとめに表示するもので、しかもiCloudメールかカスタムメールドメインのアドレスに転送している場合にしか使えません。ラベル、メモ、検索は役立ちますが、アドレスごとの表示や統計については、Appleは何も説明していません。
  • 複数の相手に同時にメールを送る:「メールを非公開」のアドレスから送るメッセージは、宛先が1人に限られます。

「メールを非公開」とほかのメールエイリアスの比較

2026年9月時点の比較です。

方法 自分のドメイン メールを読む場所 アドレスごとのメール表示 オフにしたとき
CatchNone 可能。無料プランでエイリアス10個まで、Lite・Premiumは無制限。Premiumなら設定不要の@catchnone.comも iPhone、iPad、Mac向けの専用アプリ。受信専用で、登録用のメールはそこにまとまり、転送は一切なし あり。どのメールにも届いたエイリアスがバッジで表示される @catchnone.com:送信者に返送。自分のドメイン:メールサービス側のルールで止める
「メールを非公開」 不可 1つの「転送先」のアドレス アドレスごとの表示はなし 送信者に返送
iCloudメールのエイリアス 不可 iCloudメールの受信ボックス ルールを設定した場合のみ 送信者に返送
転送サービス:SimpleLogin、addy.io、DuckDuckGo、Proton Pass 一部の有料プランで可能 既存の受信ボックスへ転送 ルールを設定した場合のみ サービスによる。何も知らせずに破棄するものもある
自分のドメインのキャッチオールアドレス:iCloud+のカスタムメールドメイン、Cloudflare Email Routing 可能 ドメインのメールボックス、または転送先 ルールを設定した場合のみ メールサービスによる

「メールを非公開」とiCloudメールのエイリアスの違い

どちらも末尾は@icloud.comです。iCloudメールのエイリアスは、自分のメールボックスに追加する2つ目のアドレスです。アドレスは自分で選べて、最大3個まで作成でき(2026年9月時点)、メインのアドレスと同じように送受信できます。エイリアスは変更も譲渡もできません。また、3個持っている状態で1個削除すると、新しく作成できるまで7日間待つ必要があります(Appleサポート)。人に教える読みやすいアドレスにはiCloudメールのエイリアスを、サイトごとに1つずつ使うアドレスには「メールを非公開」を使いましょう。

「メールを非公開」とCatchNoneの比較

どちらも、登録ごとに専用のアドレスを使えます。2026年9月時点での違いは、次のとおりです。

  • メールの届く先:「メールを非公開」は、すべてのアドレスのメールを1つの「転送先」に転送し、ほかのメールと一緒に届けます。CatchNoneは何も転送しません。登録用のメールはiPhone、iPad、Mac向けの専用アプリにまとまり、どのメールにも届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏洩や売られたアドレスがすぐにわかります。
  • 独自ドメインとキャッチオールアドレス:「メールを非公開」はどちらにも対応していません。CatchNoneは、キャッチオールアドレスも含め、お持ちのドメインのメールをメールボックスからIMAPまたはJMAPで直接読み込むので、そのメールがCatchNoneのサーバーを経由することはありません。Premiumなら、ドメイン、DNS、メールボックスを用意せずに、ランダムな@catchnone.comのアドレスも使えます。
  • 作成できる数:Appleは上限を公表していません。CatchNoneの無料プランでは自分のドメインのエイリアスを10個まで使え、Lite・Premiumでは、自分のドメインのエイリアスを無制限に作成できます。
  • オフにする:無効にした「メールを非公開」のアドレス宛てのメールは、送信者に返送されます。オフにした@catchnone.comのアドレス宛てのメールも同じです。自分のドメインでは、メールサービス側のルールでアドレスを止めます。
  • 返信:「メールを非公開」では、Appleの「メール」で返信できます。CatchNoneは受信専用の設計なので、返信はいつものアカウントから行います。その場合、相手には本当のアドレスが見えます。

2026年9月時点の無料の方法:CatchNoneの無料プランでは、お持ちのドメインのエイリアスを10個まで使えます。DuckDuckGo Email Protection、addy.io、SimpleLogin、Proton Pass、Firefox Relayなどの転送サービスにも無料プランがあります。メールエイリアスサービスの比較を参照してください。

「メールを非公開」の代わりになる方法:使い続ける場合と追加するもの

登録の大半を自分のデバイスのSafari、アプリ、Apple Payで行い、すでにiCloud+に加入していて、いつもの受信ボックスでメールを受け取って返信もしたいなら、「メールを非公開」を使い続けましょう。Appleのキーボード、支払いシート、「Appleでサインイン」に組み込まれている方法は、ほかにありません。

iPhoneやMacのユーザーにとって、最適な代わりの方法は、たいてい置き換えではなく追加です。足りないものに応じて選びます。

  • 登録用のメールをメインの受信ボックスから分け、各メッセージを届いたアドレスごとに表示し、件数を数える:CatchNone。
  • 自分で選んだ読みやすいアドレス:iCloudメールのエイリアス。
  • 特定のサービスより長く使えるアドレス、またはその場で考えたアドレス:キャッチオールアドレスを設定した自分のドメイン(CatchNoneで読み込めます)。
  • Androidアプリやブラウザ拡張機能から作るエイリアス:転送サービス。

銀行、税金関係のアカウント、そしてApple Account自体には、ずっと自分で管理できるアドレスを使いましょう。

CatchNoneが「メールを非公開」に加えるもの

この「読みもの」を運営するアプリCatchNoneは、登録ごとのメールを分けておけます。これは「メールを非公開」にはできないことです。ショップやメルマガ(ニュースレター)ごとに名前付きのエイリアスを渡すと、どのメッセージにも、届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏洩や売られたアドレスがすぐにわかります。何も転送しないので、転送が止まる心配もありません。まずはPremiumで、ドメイン、DNS、メールボックスを用意せずにランダムな@catchnone.comのアドレスを使い始められます。オフにすると、送信者に返送されます。または、お持ちのドメインも使えます。条件は、そのドメイン宛てのメールが、すでに自分で読めるメールボックスに届いていることで、無料プランではエイリアスを10個まで使えます。Lite・Premiumでは、自分のドメインのエイリアスを無制限に作成できます。アプリはそのメールボックスの受信ボックスを、端末から直接IMAPまたはJMAPで読み取り専用として読み込むため、メールがCatchNoneのサーバーを経由することはありません。

CatchNoneは受信専用で、送信、返信、転送は一切しません。返信が必要なアカウントには、「メールを非公開」を使い続けましょう。CatchNoneは「メールを非公開」とは連携しておらず、そのアドレスを読み込んだり管理したりすることはできません。CatchNoneのサービスは、@catchnone.com宛ての各メッセージを30日間保存します。アカウントごとの制限は利用規約(英語)に記載しています。CatchNoneをダウンロード(iPhone、iPad、Mac向け)。

よくある質問

「メールを非公開」のメールはどこに届く?

「転送先」のアドレスに届きます。転送先はすべての「メールを非公開」のアドレスで共通で、「メールを非公開」専用のメールボックスはありません。iPhoneで変更するには、「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「メールを非公開」の順に進み、「転送先」をタップして、Apple Accountのアドレスを選びます。サブのアドレスを指定すれば、そのメールはメインの受信ボックスに入らなくなります。

「メールを非公開」はGmailでも使える?

受信については使えます。GmailのアドレスがApple Accountに関連付けられていることが条件です。account.apple.comでGmailのアドレスを追加し、「転送先」でそのアドレスを選びます。「メールを非公開」のアドレスとして返信する方法をAppleが説明しているのは、Appleの「メール」とiCloud.comのメールだけです。Gmailから返信した場合に相手に何が見えるかは説明されていないため、本当のアドレスが隠れたままだとは考えないでください。転送されたメールが見当たらない場合や、「迷惑メール」に振り分けられる場合は、「メールを非公開」で転送されない理由を参照してください。

iPhoneに「メールを非公開」が表示されないのはなぜ?

iCloud+(自分で加入しているもの、またはファミリー共有で共有されているもの)があるApple AccountでiCloudにサインインしていること、iPhoneがiOS 15以降であること、お住まいの国や地域でiCloud+の機能が提供されていることを確認してください。iCloud.comでアドレスを作成するには2ファクタ認証も必要で、ウェブ専用アクセスのアカウントでは「メールを非公開」は表示されません。

「メールを非公開」が何度も表示されるのはなぜ?

メールアドレスの入力欄をタップしたときに、Safariや対応アプリがキーボードの上に表示する候補です。無視して、好きなアドレスを入力してかまいません。

読みもの

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