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捨てアド・メールエイリアスのおすすめサービス比較(2026年)

メールエイリアスサービスを使うと、会員登録ごとに別のアドレスを渡せるため、本当のアドレスがショップやメルマガ(ニュースレター)、アプリのデータベースに残りません。「捨てアド」とも呼ばれますが、この記事でおすすめとして比較するのは、一時メールではなく、オフにするか削除するまで届き続けるアドレスです。多くのサービスはエイリアス宛てのメールを普段使っている受信ボックスへ転送しますが、別のメールボックスやアプリに届けるサービスもあります。2026年9月時点では、DuckDuckGo Email Protectionで、返信にも使えるアドレスを無料で事実上無制限に作れます。SimpleLoginとProton Passは無料で返信できますが、無料のエイリアスは10個までです。addy.ioは無料でアドレスを無制限に考えて作れますが、返信は有料です。エイリアス宛てのメールをメインの受信ボックスから完全に切り離したいなら、CatchNoneが会員登録ごとに専用のアドレスを用意し、各メッセージがどのアドレスに届いたかを、何も転送せずにiPhone、iPad、Macで表示します。

どれが合うかは、3つの質問で決まります。エイリアスとして返信する必要があるか、自分のドメインを使いたいか、メールをどこに届けたいか、です。このガイドでは、CatchNone、addy.io(旧AnonAddy)、DuckDuckGo Email Protection、Fastmail Masked Email(マスクメール)、Firefox Relay、Appleの「メールを非公開」(英語名はHide My Email)、Proton Pass、SimpleLoginに加えて、33mailとSpamgourmetを比較します。これらは「email masking(メールマスキング)」サービスと呼ばれることもあります。エイリアスについて初めて知る場合は、まずメールエイリアスとは何か、どう動くのかを読んでください。

お断り:この「読みもの」はCatchNoneが運営しています。このページにアフィリエイトリンクはありません。

まず、仕組みのタイプを決める

メールエイリアスサービスの違いは、機能よりも、メールがどこに届くかにあります。

  • 転送型:エイリアスは、届いたメッセージをGmail、Outlook、iCloudメールなど、既存の受信ボックスへ転送します。addy.io、DuckDuckGo、Firefox Relay、「メールを非公開」、Proton Pass、SimpleLogin、33mail、Spamgourmetは、すべてこの方式です。受信ボックスは1つのままで済み、ほとんどのサービスではエイリアスとして返信もできますが、有料プランに限られる場合もあります。
  • メールボックス型:エイリアスは本格的なメールアカウントに追加されるアドレスの1つで、メールはそのサービスの受信ボックスに届きます。Fastmail Masked Emailはこの方式で、お持ちのドメインのアドレスに使うiCloud+の「カスタムメールドメイン」も同様です。
  • 受信専用リーダー型:CatchNoneのような別のアプリが、エイリアス宛てのメールをどこにも転送せずに1か所で表示するため、転送が止まる心配がありません。受信専用として設計されているので、エイリアスとして返信はしません。メールを自社のサービスで受信するか、ドメインのメールがすでに届いているメールボックス(メインのメールボックスの場合もあります)を読み込みます。

メールのキャッチオール設定は、4つ目のタイプではありません。どのアドレス宛てのメールも受け付けるドメイン側の設定で、アドレスをその場で考えて使えるようになります。

転送が必要か、別の受信ボックスが必要か

すべてのメールをGmailやOutlookで読んでいて、エイリアス宛てのメールもほかのメールと並べて読みたいなら、転送型を選びます。ウェブ版のGmailにメールを届ける方法として、今後も使い続けられるのは転送だけになりました。Gmailの「Check mail from other accounts」(他のアカウントのメールを確認、POPでの取得)は、2026年第1四半期から新規ユーザーを受け付けておらず、既存ユーザーも使えるのは2027年1月までです(Googleのお知らせ)。

会員登録のメールをメインの受信ボックスに入れないことが目的なら、別の受信ボックスを選びます。メールボックス型なら返信もできますが、受信専用リーダー型ではできません。どちらの場合も、登録用のメールを分けておけるのは、毎日読むアカウントではなく、登録用に使うアカウントに届く場合だけです。

メールエイリアスサービスの比較一覧

CatchNoneを最初に、ほかはアルファベット順に並べています。料金と制限は2026年9月25日時点のものです。料金は米国から閲覧したときの米ドル表示で、変更されることがあるため、支払う前にリンク先のページを確認してください。

サービス タイプ 無料プラン 有料プランの料金 エイリアスとして返信
CatchNone(iPhone、iPad、Mac) 受信専用リーダー型:エイリアス宛てのメールは専用のアプリにとどまり、届いたエイリアスがバッジで表示される 自分のドメインでエイリアス10個(@catchnone.comにはPremiumが必要) LiteまたはPremium(最新の料金はApp Storeで確認してください) 不可(設計上)
addy.io 転送型 ユーザー名のサブドメインでエイリアス無制限、共有ドメインで10個、メールは月10MBまで 年払いで月1ドル(Lite) 有料プランのみ
DuckDuckGo Email Protection 転送型 「事実上無制限」の@duck.comアドレス 該当なし(無料サービス) 可能。新しいメールを送れるのは個人用のDuck Addressからのみ
Fastmail Masked Email メールボックス型 なし(最長30日間の試用) 年払いで1ユーザーあたり月3ドル(法人向けBasic、独自ドメインなし)、年払いで月5ドル(Individual) 可能。新しいメールも送れる
Firefox Relay 転送型 エイリアス50個 年払いで月0.99ドル、月払いで1.99ドル Premiumのみ、受信から3か月以内
「メールを非公開」 転送型 なし。iCloud+が必要 月0.99ドル(iCloud+ 50GB) 可能。新しいメールは一度に1人の宛先まで
Proton Pass 転送型 エイリアス10個 年払いで月2.99ドル(35.88ドル、Pass Plus) 可能。有料プランでは新しいメールも送れる
SimpleLogin 転送型 エイリアス10個、帯域幅無制限 年36ドルまたは月4ドル 可能。Premiumでは新しいメールも送れる

Firefox Relayでは、エイリアスを「マスク」と呼びます。Mozillaのサブスクリプション規約では、無料のマスクが5個から50個に増えました。Mozillaはこの変更を2026年4月28日のFirefox 150.0.1のリリースノートで発表しましたが、Relayのページには今も5個と書かれているものがあります。addy.ioによると、無料の10MBはメール約140通分で、上限を超えると翌月になるまでメールは拒否されます。

各サービスの情報は、2026年9月25日に確認した各社の料金、ヘルプ、法務のページに基づいています。外部の報道に基づく日付は1つだけで、Spamgourmetの2019年のサービス終了の話題(Hacker News)です。

比較で重視すべきポイント

エイリアスとして返信・送信できるか

プランによる違いが最も大きいのがこの点で、古い比較記事では情報が古くなっていることがよくあります。

  • CatchNone:受信専用として設計されています。登録用のメールは専用のアプリにとどまり、エイリアスから何かが送信されることはありません。企業に連絡するときは、いつものアカウントを使います。
  • addy.io:返信と送信は有料プランのみです。Freeアカウントではメッセージは配信されず、この機能には有料プランが必要だという旨のメールが届きます(addy.ioのFAQ)。
  • Firefox Relay:返信にはPremiumが必要で、メールを受信してから3か月以内に限られます。返信にCCやBCCを追加すると、本当のアドレスが相手に知られます(RelayのFAQ)。
  • SimpleLogin:返信は無料です。エイリアスから新しいメールを送るにはPremiumが必要です(SimpleLoginの料金)。
  • Proton Pass:返信はエイリアスから送信されます。新しいやり取りを始めるには有料プランが必要です(Protonのヘルプ)。
  • DuckDuckGo:返信はDuck Addressから送信されます。ただし、転送先のアドレスがSPFレコードのないドメインにある場合は除きます(DuckDuckGoのヘルプ)。個人用のDuck Address(jane@duck.com)からsam@example.comに自分から最初のメールを送るには、転送先のアドレスからsam_at_example.com_jane@duck.com宛てに送信します。DuckDuckGoがこの方法を説明しているのは、個人用のアドレスについてだけです。
  • 「メールを非公開」:返信はエイリアスから送られたように見えます。iPhoneの「メール」では、新しいアドレスから新規メッセージを送ることもできますが、一度に送れる宛先は1人だけです(Appleサポート)。
  • Fastmail:返信には初期設定でMasked Emailのアドレスが使われます。From(差出人)メニューでShow all(すべてを表示)を選べば、Masked Emailのアドレスから新規メールを作成することもできます(Fastmailのヘルプ)。

独自ドメイン、キャッチオールアドレス、アプリ

shop@example.comのように自分のドメインで作ったエイリアスは、ドメインを別のサービスに向け直せるため、特定のサービスがなくなっても使い続けられます。独自ドメインへの対応にお金を払う一番の理由はこれです。2026年9月時点の状況は次のとおりです。

サービス 独自ドメイン アドレスをその場で考えて作る アプリと拡張機能
CatchNone Free:エイリアス10個、Lite・Premium:無制限 可能。メールサービスでキャッチオールを設定すれば、事前に作成する必要はない iPhone、iPad、Mac
addy.io Lite:1個、Pro:20個 無料。username.anonaddy.comまたはusername.anonaddy.meで利用でき、キャッチオールは初期設定でオン アプリはiOS、Android、拡張機能はFirefox、Chrome、Edge、Safari
DuckDuckGo ヘルプページで扱っているのは@duck.comのみ 不可 DuckDuckGoのブラウザと拡張機能
Fastmail Individual、Duo、Family、およびBasicより上の法人向けプラン 独自ドメインのキャッチオールエイリアス Fastmailのアプリ。1PasswordやBitwardenと連携
Firefox Relay 不可。Premiumではmozmail.comのサブドメインを利用可能 Premiumで、そのサブドメイン上で可能 ブラウザ拡張機能、ウェブのダッシュボード
「メールを非公開」 iCloud+の別機能「カスタムメールドメイン」 ドメインの所有者は「すべてを許可」で可能 iPhone、iPad、Mac、iCloud.com
Proton Pass 有料プラン 有料プランでキャッチオール iOS、Android、Windows、macOS、Linux、ウェブアプリ、ブラウザ拡張機能
SimpleLogin Premiumで無制限 Premium:キャッチオール、サブドメイン、ディレクトリ アプリはiOS、Android(F-Droid版もあり)、拡張機能はChrome、Firefox、Edge、Safari

CatchNoneは、自分のドメインのメールを、ドメインのメールがすでに届いているメールボックスから、デバイスで直接、読み取り専用として読み込みます。そのため、そのメールがCatchNoneのサーバーを通ることはなく、転送が止まる心配もありません。無料プランでも同じです。

エイリアスサービスにお金を払いたくない場合は、Cloudflare Email Routing(メールルーティング)に、ドメインのすべてのアドレス宛てのメールを転送するCatch-all address(キャッチオールアドレス)のルールがあり、Workers Freeプランで使えます。ドメイン自体の費用はかかり、DNSをCloudflareで管理する必要があります(Cloudflare Docs)。これは転送のしくみでメールボックスではなく、自分のドメインから返信するには別途、送信の設定が必要です。

エイリアスをオフにするとどうなるか

「オフ」の意味は、サービスによって異なります。

  • CatchNone:@catchnone.comのアドレスをオフにすると、送信者に返送され、ほかのアドレスは引き続き使えます。自分のドメインでは「未使用にする」は整理用のラベルなので、アドレスを止めるには、メールサービスのルールを使います。
  • addy.io:無効にしたエイリアスは新しいメールを知らせずに破棄し、削除したエイリアス宛てのメールは送信者に返送されます。
  • 「メールを非公開」:iCloud.comでは、使用を停止したアドレス宛てのメールは送信者に返送されます。
  • Fastmail:Blocked(ブロック済み)にするとメールはTrash(ごみ箱)に入り、Deleted(削除済み)にすると送信者に返送されます。ただし、削除したアドレスは後で復元できます。

返送されれば、送信者はそのアドレスが使われていないと知ります。何も知らせずに破棄された場合は、送信者にはわかりません。

目的別:おすすめのメールエイリアスサービス

2026年9月時点の、目的別のおすすめです。

  • iPhone、iPad、Macで、登録用のメールをメインの受信ボックスから切り離したい:CatchNone。会員登録ごとに専用のアドレスを使え、各メッセージには届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏れたアドレスや売られたアドレスがわかります。何も転送しません。Premiumなら、@catchnone.comのアドレスを、ドメイン、DNS、メールボックスの設定なしで使えます。
  • 独自ドメインを無料で、転送なしで使いたい:CatchNoneの無料プラン。エイリアス10個まで、メールボックスから直接読み込みます。
  • 無料で返信もしたい:DuckDuckGoのブラウザや拡張機能でアドレスを作ることが気にならなければ、DuckDuckGo Email Protection。メールに隠れたトラッカーも取り除きます。
  • 無料で、モバイルアプリとブラウザ拡張機能も使いたい:SimpleLogin。すでにProtonを使っているならProton Pass。
  • 無料でアドレスをその場で考えて作りたい:addy.ioのユーザー名サブドメイン。返信には有料プランが必要です。
  • 月1ドル前後で返信もしたい:Firefox Relay Premium(年払いで0.99ドル)、addy.io Lite(年払いで1ドル)、またはiCloud+ 50GBの「メールを非公開」(月払いで0.99ドル)。
  • Appleデバイスを使っていて、すでにiCloud+を契約している:「メールを非公開」。「メールを非公開」とほかのエイリアスの比較も参照してください。
  • 独自ドメインで、本格的なメールボックスと返信も使いたい:Fastmail(法人向けBasic以外のプラン)。
  • 独自ドメインを無料で、転送だけできればよい:Cloudflare Email RoutingのCatch-all address(キャッチオールアドレス)のルール。返信には別途、送信の設定が必要です。
  • 独自ドメインを多数使いたい:すべてのプランでドメイン数の上限がないCatchNone、SimpleLogin Premium(無制限)、またはaddy.io Pro(20個)。

SimpleLogin、addy.io(AnonAddy)、Firefox Relay、DuckDuckGoの代わりになるサービス

足りない機能ごとに、代わりの候補を挙げます。2026年9月時点の情報です。

  • SimpleLogin Freeでエイリアスが足りなくなった:DuckDuckGoとaddy.ioは無料でアドレスを無制限に作れ、Relayは50個まで作れます。Proton FreeのProton Passにも、同じ10個の上限があります。SimpleLogin Premium(年36ドル)ではこの上限がなくなり、Proton Passのプレミアム機能も含まれます。なお、SimpleLoginのエイリアスをProton Passに同期すると元に戻せない、とProtonは説明しています。ドメインをお持ちなら、CatchNoneのLite・Premiumでは、自分のドメインのエイリアスを無制限に作成できます。
  • addy.io Freeで返信したい:SimpleLogin、Proton Pass、DuckDuckGoなら無料で返信できます。addy.io Liteでは、1日50通まで返信または送信ができるようになります。
  • Firefox Relay Freeで返信したい:同じ3つのサービスなら無料で返信できます。Relay Premiumでは、メッセージを受信してから3か月以内の返信ができるようになります。
  • Firefox RelayやDuckDuckGoで独自ドメインを使いたい:CatchNoneは、無料プランを含むすべてのプランで独自ドメインに対応し、メールボックスから直接メールを読み込みます。SimpleLogin Premium、addy.io LiteまたはPro、Proton Passの有料プランは独自ドメインに対応しており、3つとも独自のアプリと拡張機能があります。Fastmailも、本格的なメールボックスとして独自ドメインに対応しています。

特によく比べられる2つのサービスを並べて比較したaddy.ioとSimpleLoginの比較も参照してください。

登録時にその場で考えるアドレス

サービスによっては、アプリを開かずに、登録フォームでその場でアドレスを考えて入力できます。エイリアスは、最初のメッセージが届いた時点で作成されます。33mailとSpamgourmetは、何年も前からこの方式です。キャッチオール設定のドメインなら、CatchNoneも同じように使えます。登録時にその場で考えたアドレスは、事前に作成しなくても、そのアドレスの下に表示されます。

33mailは今も使えるか

2026年9月25日時点で、33mailのサイト、料金ページ、ヘルプページは表示され、ブログの最新記事は2026年2月のものです。これでサイトが動いていることはわかりますが、メールが確実に届いている証拠にはなりません。アドレスはanything@you.33mail.comのような形式です。無料プランでは直近30日間で10MBまでのメールを受け取れ、広告が表示されます。33mailの料金表では返信は有料で、月1ドルのPremiumプランで1日20通までです。

33mailがうまく動かない場合は、FAQが勧めているとおり、転送先以外のアドレスから自分のエイリアスのどれかにテストメールを送ってみてください。FAQによると、一部のメールサービスは、転送されたメールを迷惑メールにも振り分けずにブロックすることがあります。その対策として、sender@mailer1.33mail.comを連絡先に追加するか、迷惑メールに振り分けないフィルターを作ることを勧めています。

Spamgourmetはサービスを終了するのか

サイトを見るかぎり、終了する様子はありません。2026年9月25日時点で、トップページにサービス終了のお知らせはなく、登録フォームも掲載されていました。終了の話が出たのは2019年8月です。当時のお知らせはページのソースに非表示のテキストとして残っているだけですが、ツールによってはこれを現在のお知らせと誤認します。アドレスはsomeword.x.user@spamgourmet.comのような形式で、xはそのアドレスが受け付けるメッセージの数です(最大20通、省略すると3通)。それ以降のメッセージは破棄されます。

33mailとSpamgourmetの代わりになるサービス

選択肢 その場で考えるアドレス 必要なプラン(2026年9月時点)
CatchNone(自分のドメイン) anything@example.com(そのアドレスの下に表示) Free、Lite、Premium(メールサービスでキャッチオールを設定)
addy.io anything@username.anonaddy.com 無料(addy.ioのほかのドメインには有料プランが必要)
Firefox Relay anything@yourname.mozmail.com Premium
SimpleLoginのサブドメイン anything@my-sub.aleeas.com Premium
SimpleLoginのディレクトリ dir-name/anything@aleeas.com Premium
自分のドメイン anything@example.com Cloudflare Email Routing(無料)、iCloud+、Fastmail、addy.io LiteまたはPro、Proton PassやSimpleLoginの有料プランなど、キャッチオールアドレスに対応したサービス

自分のドメインでは、メールのキャッチオール設定がこの役割を果たします。その代わり、打ち間違えたアドレス宛てのメールや、勝手に作られたアドレス宛ての迷惑メールも届きます。ランダムなメールアドレスの生成ツールを使えば、考えたアドレスを推測されにくくでき、あるサイトに渡したアドレスからほかのアドレスがわかることもありません。

サービスが終了したらエイリアスはどうなるか

サービス自身のドメインで作ったエイリアスは、そのサービスが続くかぎりしか使えません。最近の例がSkiffです。Skiffは2024年2月9日にNotionによる買収を発表し、2024年8月9日にサービスを終了しました。希望したユーザーには、2025年2月9日まで転送を続けました。Skiffのドメインでエイリアスを使っていた人は、その数か月のうちに、すべてのアカウントでアドレスを変更する必要がありました。自分のドメインのエイリアスなら、ドメインを新しいサービスに向け直せば、そのまま持っていけます。CatchNoneでは、自分のドメインのメールはアプリにまったく依存しません。メールは自分のメールボックスに届き、CatchNoneはそれを読み込むだけです。費用に見合うかどうかは、独自ドメインを持つ価値はあるかで検討しています。

Firefox Relayは、終了する場合は事前に知らせると約束していますが、Mozillaのサブスクリプション規約では「いつでも、いかなる理由でも」サービスを終了できることになっています。addy.ioは、運営者が続けられなくなった場合に運営を引き継ぐ人を決めてあるとしています。33mailは「なくなることはない」としています。

支払いをやめたときやドメインを削除したときにどうなるかは、2026年9月時点で次のとおりです。

サービス 有料プランが終了した場合、またはドメインを削除した場合
CatchNone 自分のドメインのエイリアスはすべてのプランで使え続け、ダウングレードでエイリアスが削除されることはありません。Premiumが終了すると、再び登録してアプリを開くまで、@catchnone.com宛てのメールは届いた時点で削除されます。アドレスは確保されたままです。
addy.io 独自ドメイン、追加のユーザー名、追加の転送先アドレス、有料プラン専用ドメインのエイリアス、共有ドメインで10個を超えるエイリアスが無効になります。90日以内に再契約すれば元に戻ります。
Fastmail 独自ドメインを削除すると、そのドメインのMasked Emailアドレスも削除され、宛てたメールは送信者に返送されます。
Firefox Relay RelayのFAQによると、ダウングレード後もサブドメインのエイリアスは転送を続けますが、そのサブドメインで新しいエイリアスを作ることはできず、返信もできなくなります。一方、Mozillaのサブスクリプション規約には、支払いが止まるとアカウントが停止されると別に書かれています。
iCloud+の「カスタムメールドメイン」 ドメインを削除すると、そのアドレスでの送受信は停止しますが、過去のメールは残ります。移行するには、ドメイン登録サービス(レジストラ)でドメインのレコードを更新します。
SimpleLogin すべてのエイリアス、ドメイン、メールボックスで引き続き送受信できますが、無料の10個を超えてエイリアスを作ることはできません。

乗り換えに備える計画は、次の4つのステップです。

  1. どのエイリアスをどのサイトに渡したか、一覧を残しておきます。CatchNoneではJSONで書き出せます。addy.ioのウェブサイトでは、「Settings」(設定)>「Account Data」(アカウントデータ)>「Export Aliases」(エイリアスを書き出す)>「Export Alias Data」(エイリアスデータを書き出す)の順に進むと、CSVで書き出せます。
  2. 銀行やアカウントの復旧など、失うわけにはいかないアカウントには、自分で管理できるアドレス(メインのアドレスか自分のドメイン)を使います。
  3. プランを解約する前に、サブスクリプションが終了したときにどうなるかについて、サービスの説明を読みます。上の表から、それぞれのページにリンクしています。
  4. サービスを乗り換えるときは、まず重要なアカウントのアドレスを変更し、そのあとで古いエイリアスをオフにします。

CatchNoneが向いている場合

CatchNoneは最初の表にある受信専用リーダー型のアプリで、iPhone、iPad、Macで利用できます。会員登録ごとに専用のアドレスを使え、エイリアス宛てのメールは専用のアプリにとどまり、各メッセージには届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏れたアドレスや売られたアドレスがわかります。何も転送しないため、転送が止まる心配もありません。リモート画像(大半のトラッキングピクセルを含む)は読み込むまで表示されず、メールアドレスやパスワードでの登録もありません。

Premiumなら、abcde-12345@catchnone.comのようなランダムな@catchnone.comアドレスを、ドメイン、DNS、メールボックスの設定なしで、すぐに使い始められます。アドレスはサービスが割り当て、各メッセージは届いてから30日間保存されます。オフにすると、送信者に返送されます。お持ちのドメインを使うこともできます。アプリは、メールがすでに届いているメールボックスを、デバイスから直接IMAPまたはJMAPで読み取り専用として読み込むため、そのメールがCatchNoneのサーバーを通ることはありません。自分のドメインでは無料プランでエイリアスを10個まで使え、Lite・Premiumでは、自分のドメインのエイリアスを無制限に作成できます。キャッチオール設定のドメインなら、登録時にその場で考えたアドレスも、事前に作成しなくても表示されます。

CatchNoneは受信専用として設計されているので、返信が必要なときは、いつものアカウントから返信します。自分のドメインでは、サーバー情報は自分で入力し、アプリが読み込むのは受信ボックスだけです。また、「未使用にする」は整理用のラベルなので、アドレスを止めるには、メールサービスのルールを使います。

よくある質問

無料で使えるメールエイリアスサービスは?

2026年9月時点で、DuckDuckGo Email Protectionはサービス全体が無料で、CatchNoneの無料プランでは自分のドメインでエイリアスを10個まで使えます。無料で作れるエイリアスは、SimpleLoginとProton Passが10個、Firefox Relayが50個、addy.ioはユーザー名のサブドメインで無制限です(メールは月10MBまで)。33mailには広告付きの無料プランがあり、Spamgourmetは無料です。Fastmailと「メールを非公開」は有料のみです。

エイリアスを無制限に作れるサービスは?

2026年9月時点で、DuckDuckGoとaddy.ioはどちらも無料でエイリアスを無制限に作れますが、別の種類の制限があります。DuckDuckGoは自社のアドレスを「事実上無制限」としていますが、1日に作れる数には上限があります。addy.ioの無料プランでは、メールは月10MBまで、新しいエイリアスは1時間に10個までです。有料プランでは、CatchNone LiteとPremium(自分のドメインで)、Firefox Relay Premium、SimpleLogin Premium、Proton Pass Plusでエイリアスを無制限に作れます。また、Appleは「メールを非公開」について、「必要な数だけアドレスを」作成できるとしています。

メールエイリアスは安全で、プライバシーは守られる?

エイリアスを使えば本当のアドレスをサイトに知られずに済み、ほかのエイリアスに影響を与えずに1つだけオフにできます。ただし、すべてのメッセージはエイリアスサービスを経由するため、メールをそのサービスに預けることになります。例外は自分のドメインで使うCatchNoneで、メールを受信するのはメールサービスであり、アプリはメールボックスから直接読み込むため、メールがCatchNoneのサーバーを通ることはありません。DuckDuckGoはメールを保存しないとしており、Firefox Relayは障害が起きている間だけ、最長3日間メールを保存するとしています。それでも身元につながる情報については、メールアドレスを隠す方法で説明しています。

Bitwardenや1Passwordと連携できるエイリアスサービスは?

Bitwardenのユーザー名生成機能では、ほとんどのアプリで、SimpleLogin、addy.io、Firefox Relay、Fastmail、Forward Email、DuckDuckGoの転送用エイリアスを作成できます。モバイルアプリが対応しているのは、SimpleLogin、addy.io、Forward Email、Firefox Relayです(Bitwardenのヘルプ)。Fastmail Masked Emailは、1Passwordのブラウザ拡張機能からも使えます。

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