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メールアドレスは何個必要?使い分けのおすすめと例
メールアカウントは何個持つべきでしょうか。おすすめの使い分けは、個人用は多くても2つ、それに職場だけで使う仕事用のアカウントです。1つは、人とのやり取り、お金、アカウントの復旧に使うプライベート用のメールボックス。もう1つは必要な場合だけ持つ2つ目のメールボックスで、その役目は1つ目に戻れるようにすることだけです。買い物サイトからSNSアプリまで、それ以外のものには、受信ボックスを増やすのではなく、それぞれ専用のアドレスを用意します。
1つのメールですべて済ませるのは、受信ボックスが1つという意味なら問題ありません。問題になるのは、アドレスを使い分けずに、すべてに同じアドレスを使うことです。そのアドレスはあらゆる情報漏洩に含まれ、どのサイトでもユーザー名として通用し、アカウント同士を結び付けてしまいます。CatchNoneを使えば、iPhone、iPad、Macで、登録ごとに専用のアドレスを使え、各メッセージがどのアドレスに届いたかがわかります。
メールアカウントは何個必要?メールボックスは少なく、アドレスは多く
メールボックス(アカウント)はサインインして使うもので、それぞれにパスワード、二段階認証の設定、復旧の手段があります。アドレスはメールの宛先にすぎず、1つのメールボックスで多くのアドレス宛てのメールを受信できます。
| 層 | 内容 | 数 | 使い道 |
|---|---|---|---|
| 1. プライベート用のメールボックス | 使い続けるメールサービスのアカウント、またはお持ちのドメインのアカウント | 1つ。それとは別に、外部に復旧の手段を用意 | 人とのやり取り、お金、行政、Apple AccountやGoogleアカウント |
| 2. 仕事用のアカウント | 勤務先から支給されるアカウント | 仕事ごとに1つ | 仕事専用 |
| 3. アドレス | 第1層かエイリアスアプリに届くメールエイリアス、+tagアドレス、キャッチオールアドレス |
登録ごとに1つ | 買い物サイト、メルマガ(ニュースレター)、アプリ、SNS、ゲーム |
復旧の手段には、定期的に確認する2つ目のメールボックス、今後も手放さない再設定用の電話番号、復旧用の連絡先が使えます。つまり、電話番号や信頼できる人を通じて戻れるなら、メールボックスは1つでも足ります。ただし、メールボックスが自分自身を復旧することはできません(再設定用アドレスのルールを参照)。
1つのメールですべて済ませても安全?
メールボックスが1つなら安全です。すべてに同じアドレスを使うのは安全ではありません。
アドレスを分けても変わらないことが1つあります。メールボックスに入り込んだ人は、ほかのアカウントにも入り込めるということです。FTC(米連邦取引委員会)によると、メールに侵入したハッカーは「ほかのどのアカウントについてもパスワード再設定用のリンクを要求し、受信ボックスからそのリンクを受け取り、パスワードを変更して、持ち主を締め出すことができる」とされます。そのため英国のNCSC(国家サイバーセキュリティセンター)は、メールにはほかと使い回さない強力なパスワードを設定するよう勧めています。下の第1層を最初に取り上げるのもそのためです。
アドレスを分けることで役立つのは、次の点です。
- 1回の漏洩がどこでも悪用される。クレデンシャルスタッフィング(リスト型攻撃)では、盗まれたメールアドレスとパスワードの組み合わせをほかのサイトで試します(OWASP)。根本的な対策は、パスワードを使い回さないことです。アドレスもサービスごとに変えれば、漏れたログイン情報がほかのサイトのユーザー名と一致しなくなるので、守りがもう1段増えます(プラスアドレスはタグを外せるので、その効果は小さくなります)。
- 情報漏洩は日常的に起きている。Have I Been Pwnedには、2026年9月時点で178億件を超える漏洩したアドレスの記録が登録されています。また、そのFAQによると、登録した覚えのないサイトの漏洩にアドレスが含まれていることもあります。
- 1つのアドレスがサービスをまたいで本人を結び付ける。どのサイトでも同じアドレスを使っていると、アカウント同士を簡単に照合できます。FTCは、ハッシュ化したメールアドレスでも個人を特定できてしまうと警告しています。
- フィッシングを見抜きにくい。詐欺メールは、よく「アカウントや支払い情報に問題がある」と主張します。銀行に1つのアドレスしか教えていなければ、ほかのアドレスに届いた「銀行」からのメールは、その時点で疑わしいとわかります。
第1層:人と重要なアカウントのためのプライベート用メールボックス
このアドレスは、人と、失うと困るものに教えます。銀行とカード会社、税金や行政のポータルサイト、医療機関、Apple AccountやGoogleアカウント、パスワード管理アプリ、それにお持ちのドメインのドメイン登録サービス(レジストラ)です。買い物の決済画面、掲示板、メルマガには使いません。
メールサービスは、何年も使い続けるつもりのものを選ぶか、更新を続けるドメインを使います。そのうえで、ほかでは使っていないパスワード、自分自身に戻ってこない復旧の手段、SMSのコードより強力な認証で守ります。使えるならパスキーかセキュリティキー、使えなければ認証アプリです。FTCは、認証アプリのほうが「パスコードがSIMスワップ攻撃や、メールへの不正アクセスの影響を受けないので、より安全」だとしています。Apple Accountでは、コードは代わりに信頼できるAppleデバイスに表示され、セキュリティキーも使えます。
このアドレスがお持ちのドメインのものなら、そのドメインのレジストラには、2つ目のメールボックスなど別のアドレスを登録します。そうしないと、ドメインが失効したときに、レジストラからのパスワード再設定用のリンクも一緒に失われます。また、メールボックスがいっぱいにならないようにします。無料のGoogleアカウントの15GB(2026年9月時点)を使い切ると、「あなた宛てのメールは送信者に返送されます」。不正利用の通知も例外ではありません。
銀行用にメールアドレスを分けるべき?
その必要はありません。年に2回しか開かない銀行用の受信ボックスでは、不正利用の通知が読まれないまま放置されます。分けたい場合は、お持ちのドメインで銀行専用のアドレスを作り、プライベート用のメールボックスに届くようにします。
第2層:仕事用のアカウントは仕事だけに
仕事用のアカウントは勤務先のものです。退職すると、管理者が削除できます。Google Workspaceでは、ユーザーを削除すると、管理者が事前に移行しない限り、そのユーザーのGmailのメールとドライブのファイルも削除され、ユーザーは「アカウントに関連付けられている他のサービス」にもアクセスできなくなります(Google Workspace管理者ヘルプ)。勤務先が業務用のシステムを監視することもあります。英国のデータ保護当局は、データ保護法は従業員の監視を妨げるものではないと雇用主に説明しています。
ですから、個人的なサービスには仕事用のアドレスで登録せず、個人のアカウントの再設定用アドレスにも決してしないでください。学校のアドレスも同じです。
第3層:それ以外はすべて別々のアドレスで
買い物サイト、メルマガ、アプリ、ゲーム、お試し利用には、それぞれ専用のアドレスを使います。メールは1か所に届きますが、送信者ごとに知っているアドレスが違います。どれかに迷惑メールが届き始めたら、そのアドレスをどこに登録したかがわかります。また、たいていのメールエイリアスサービスでは、ほかのアドレスに影響を与えずに、そのアドレスだけをオフにできます。仕組みはメールエイリアスとはで説明しています。
こうしたアドレスを手に入れる方法は、次のとおりです(2026年9月時点)。
| 方法 | 費用 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| CatchNone | 自分のドメインなら無料プランでエイリアス10個まで。@catchnone.comはPremiumが必要 |
登録ごとに専用のアドレスを使え、各メッセージに届いたエイリアスがバッジで表示される。受信専用で、登録関係のメールはiPhone、iPad、Macの専用アプリに届く |
プラスアドレス(例:you+shop@example.com) |
メールサービスが対応していれば無料。Gmailも対応 | タグを消せば誰でも本当のアドレスがわかる。+を受け付けないサイトもある |
| 「メールを非公開」 | iCloud+。米国では月額0.99ドルから | 「必要な数だけのアドレス」を作れ、Apple Accountのアドレスに転送される。返信はエイリアスから送信される |
| DuckDuckGo Email Protection、SimpleLogin、addy.ioなどの転送サービス | 無料プランあり。一部の機能は有料 | メインの受信ボックスに転送される。エイリアスからの返信が有料のサービスもある |
| お持ちのドメインとキャッチオール設定 | ドメインとメールホスティングの費用 | ドメインを更新している間は、どんなアドレスでも届く(独自ドメインのメールアドレスは持つ価値があるかを参照) |
買い物サイトに返信する必要があるなら、エイリアスから返信できる方法を選びます。そうしないと、返信でメインのアドレスが知られてしまうことがあります。ほかのサービスも並べて比べるなら、メールエイリアスサービスの比較を参照してください。
もう一度サインインするアカウントには、公開型の一時メールサービスを使わないでください。MailinatorのFAQには「すべてのメールは公開されています」とあるので、誰でもそのアカウントのパスワード再設定を要求し、届いたリンクを読めます。非公開のエイリアスとの違いは、公開型の一時メールとエイリアスの違いを参照してください。
アカウントを増やすか、アドレスを増やすか
アカウントを増やすと、メールボックスが1つ増え、それぞれにパスワード、二段階認証の設定、復旧の手段が必要になります。アドレスを増やすのは、すでにあるメールボックスに届く新しい宛先を作ることです。2026年9月時点で、Google Workspaceではユーザー1人あたり30個までエイリアスを追加でき、「メールエイリアスはGoogleアカウントではありません」としています。つまり、エイリアスではサインインできません。Microsoftでは、1つのMicrosoftアカウントにアドレスを追加してどのアドレスでもサインインできますが、すべて1つのアカウントに属し、パスワードも1つです。
「アカウントを4つ持とう」というアドバイスが間違っているのはこの点です。メールボックスを増やすたびに、維持しなければならないものが1つ増えます。しかも、メールサービスは使われていないアカウントを閉鎖することがあります。2026年9月時点の状況は次のとおりです。
| サービス | 使わずにいると |
|---|---|
| 2年以上使われていないアカウントは削除されることがある。警告はそのアカウントと再設定用のメールアドレスに送られる(ポリシー) | |
| Microsoft | アカウントを維持するには少なくとも2年に1回、Outlook.comの受信トレイを維持するには少なくとも1年に1回サインインする必要があり、しないと閉鎖される(サービス規約) |
| Apple iCloud | 1年間使われていないアカウントは、30日前の通知のうえで解約されることがあり、そのiCloudメールアドレスを失うこともある(利用規約) |
| Proton | 12か月続けて使われていない無料アカウントは、停止または削除されることがある(利用規約) |
| Yahoo(米国) | 規約に休眠期間の定めはないが、解約されたアカウントのユーザー名は「ほかの人が使うために再利用される場合がある」(利用規約) |
2年間忘れていた買い物用の受信ボックスは消えることがあり、そうなると、その買い物サイトのアカウントに入る唯一の手段も一緒に失われます。
複数の受信ボックスを確認するのは面倒では?
面倒です。だからこそ、メールボックスではなくアドレスを増やすべきなのです。1つの受信ボックスに届くエイリアスが10個あっても、受信ボックスは1つのままです。すでに複数のメールボックスがあるなら、1つのアプリでまとめて読みます。iPhone(iOS 26とiOS 27)では、Appleサポートによると次のとおりです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ」をタップし、「メール」をタップします。
- 「Mail Accounts」(メールアカウント)をタップし、「Add Account」(アカウントを追加)をタップします。
- メールアドレスを入力して「Next」(次へ)をタップし、アカウント情報を入力します。
従来のWindows版Outlookでも、「File」(ファイル)>「Add Account」(アカウントの追加)で同じことができます(Microsoftサポート)。
すべてをGmailに集める前提で考えるのはやめましょう。他社のメールサービスからのPOPでの取得とGmailifyは、2026年第1四半期の終了後は新規ユーザーを受け付けておらず、2027年1月にはすべてのユーザーが使えなくなります(Google)。Gmailへの転送、Gmailのモバイルアプリ、ほかのメールアプリは引き続き使えます。
用途別のメアド使い分け例:何にどのアドレスを使うか
用途ごとにメールを分けるべきでしょうか。アドレスは分けるべきです。メールアカウントを分けるのは仕事用だけで十分です。銀行、買い物、SNSのために専用のメールボックスを持つ必要はありません。
| アカウント | 教えるアドレス | 二段階認証 | アドレスがなくなってもよいか |
|---|---|---|---|
| 家族、友人、就職・転職の応募 | メインのアドレス | 該当なし | いいえ |
| 銀行、カード、税金、行政、医療のポータル | メインのアドレス、またはお持ちのドメインの専用アドレス | 使えるならパスキー、セキュリティキー、認証アプリ | いいえ |
| Apple Account、Googleアカウント、パスワード管理アプリ | メインのアドレス。復旧の手段はその外に用意する | 二段階認証。使えるなら復旧用の連絡先や緊急アクセスも | いいえ |
| 仕事のツール | 仕事用のアドレス(仕事専用) | 勤務先のルールに従う | はい、退職するときに |
| SNS | メインのアドレス、または使い続けるサービスやドメインのエイリアス | 認証アプリ | アカウントを使い続ける間はいいえ |
| ゲーム、動画・音楽配信 | 使い続けるエイリアス | プラットフォームに認証アプリがあればそれ | アカウントを使い続ける間はいいえ |
| 買い物サイト | サイトごとに1つのエイリアス | サイトが用意しているもの | はい、アカウントを削除するか、保存したカード情報を消したあとなら |
| メルマガ、お試し利用 | それぞれに1つのエイリアス | 該当なし | はい |
| マッチングアプリ、掲示板 | それぞれに1つのエイリアス | 使えるなら認証アプリ | はい、やめるときに |
ゲームも守るべきアカウントに入ります。CISA(米サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁)は、メール、金融サービス、SNS、オンラインストアと並べて「ゲームや動画配信などのエンターテインメントサービス」を挙げています。買い物サイトについてはお店にメールアドレスを聞かれたときに教えるものを、メルマガについてはどうでもいいメール用のアドレスに何を使うかを参照してください。
SNS用にメールアドレスを分けるべき?
どちらでもかまいません。使い続けるエイリアスでも、メインのアドレスでも大丈夫です。ただし、使い捨てのアドレスはいけません。SNSのアカウントに最適なのは、何年先でも読んでいるメールアドレスです。アカウントの復旧はそのアドレスを通じて行われるからです。
Instagramは、ログイン用のリンクやセキュリティコードを、アカウントのメールアドレスか電話番号に送ります。誰かにメールアドレスを変更された場合は、security@mail.instagram.comからのメールを探すよう案内しています。そのメールからアカウントを保護できることがあります(Instagramヘルプ)。これが役立つのは、送られた先のアドレスを今も読める場合だけです。あわせて、Metaが推奨する方法である、認証アプリを使った二段階認証も設定してください。
再設定用のメールアドレスはどれにするか
定期的に確認していて、復旧する対象のアカウントそのものではなく、いずれほかの人のものになる可能性がないメールボックスです。実際には、2つ目のメールボックス(または復旧用の連絡先)でプライベート用のメールボックスを復旧し、プライベート用のメールボックスでそれ以外のすべてを復旧します。
- 復旧先を自分自身に向けない。Googleは、「定期的に使用しているメールアドレスで、Googleアカウントへのログインに使用するメールアドレス以外のもの」を選ぶよう求めています。また、Google Voiceの番号を再設定用の電話番号にすると、コードが開けないアカウントの中に届くため、ログインできなくなるおそれがあると警告しています(Google)。同じ理由で、同じGmailのプラスアドレスや、復旧しようとしているアカウントに転送されるエイリアスも避けます。
- 実際に開くメールボックスを使う。メールサービスは使われていないアカウントを閉鎖することがあり(上の表を参照)、GoogleとProtonは警告を再設定用のメールアドレスに送ります。
- ほかの人が管理したり引き継いだりできるものは避ける。仕事用のアドレス、ユーザー名が再利用されるおそれのある放置したアカウント、失効させるかもしれないドメインなどです。期限切れのドメインをレジストラが削除すると、30日間の償還期間と5日間の削除保留期間を経て、誰でもそのドメインを登録できるようになり(ICANN。.comなどのgTLDの場合)、パスワードの再設定用リンクを受け取れてしまいます。手放した電話番号も同じです。2021年のプリンストン大学の調査では、米国の携帯電話会社2社が顧客に提示した259件の番号のうち215件が、以前ほかの人のものでした。
- 今のうちに設定する。Googleは「アカウントからロックアウトされている間は、再設定用の情報を追加できません」としています。Appleによると、アカウントの復旧には「数日またはそれ以上」かかることがあり、Appleサポートでもその期間を短縮できません(Apple)。
- 復旧用の連絡先を追加する(手順は下記)。Appleの場合、連絡先になる人は自分のAppleデバイスが必要で、アカウントへのアクセス権は得ません。Googleでは、相手が承諾してから7日間待つ必要があります。
- Appleの「Recovery Key」(復旧キー)は、安全に保管できる場合だけ設定する。復旧キーを設定するとAppleの通常のアカウント復旧が無効になり、パスワードの再設定には復旧キーと信頼できる電話番号が必要になります。Appleによると、復旧キーを出せない場合は「アカウントから永久にロックアウトされます」。
Googleの再設定オプションを設定する(パソコンの場合)
- Googleアカウントにアクセスします。
- 「Security & sign-in」(セキュリティとログイン)をクリックします。
- 「How you sign in to Google」(Googleへのログイン方法)で、「再設定用のメールアドレス」、「Recovery phone」(再設定用の電話番号)、「Recovery contacts」(再設定用の連絡先)のいずれかをクリックします。
- 画面の手順に従います。再設定用の連絡先は、7日以内にリクエストを承諾する必要があります。
Apple Accountに復旧用の連絡先を追加する
- iPhoneまたはiPadでは、「設定」を開いて自分の名前をタップします。Macでは、Appleメニュー>「System Settings」(システム設定)を選び、自分の名前をクリックします。
- 「サインインとセキュリティ」、「Recovery Contacts」(復旧用連絡先)の順にタップまたはクリックします。
- 「Add Recovery Contact」(復旧用連絡先を追加)をタップまたはクリックし、画面の指示に従います。
利用するには、2ファクタ認証と、すべてのデバイスでiOS 15、iPadOS 15、macOS Monterey 12以降が必要です。連絡先になる人も、これらのいずれかを搭載したAppleデバイスが必要です。また、2人ともiMessageをオンにしていて、13歳以上である必要があります(年齢は国や地域によって異なります)(Appleサポート)。
何も壊さずにこの使い分けに移行する
今のアドレスが使い続けるメールサービスのもので、仕事用、学校用、プロバイダーやキャリアのアドレス(キャリアメールなど)でもないなら、それをプライベート用のメールボックスとして残し、ステップ1、2、5を行います(別のアドレスで登録している重要なアカウントがあれば、ステップ3も)。それ以外の場合は6つのステップを順番にすべて行い、まだ何かのサインインに使っている古いアドレスは決して削除しないでください。
- 今のアドレスを使っているものを洗い出す。まずパスワード管理アプリから始めます。次に、GoogleアカウントでGoogleでログインしたアプリを確認し、iPhoneでは「設定」>[自分の名前]>「Appleでサインイン」(iOS 26)の一覧を確認します。古い受信ボックスでは、「ようこそ」や「メールアドレスの確認」(英語のサービスなら「welcome」や「verify your email」)で検索します。
- プライベート用のメールボックスを守る。使い回さないパスワード、パスキー・セキュリティキー・認証アプリのいずれか(Apple Accountでは代わりに信頼できるデバイスに表示されるコードを使います)、そしてメールボックスの外を指す復旧の手段を設定します。
- 重要なアカウントを移す。銀行、行政、医療、パスワード管理アプリのログインを、それぞれのアカウント設定で変更します。Apple Accountの場合は、「設定」>[自分の名前]>「サインインとセキュリティ」に進み、主要なメールアドレスをタップします(Appleサポート)。
- 失いたくないアカウントを移す。SNSやゲームなどは、使い続けるアドレスに移します。
- 新しく登録するものには、すべて専用のアドレスを使う。古い買い物サイトやメルマガのアカウントは、次にサインインしたときにエイリアスに切り替え、残りは自然に使わなくなるのに任せます。
- 古いメールボックスを維持する。重要なものが使わなくなるまで残し、少なくとも1年に1回はサインインします。その間は古いメールボックスのメールを新しいほうに転送して(ウェブ版Gmailでは「設定」>「すべての設定を表示」>「Forwarding and POP/IMAP」(メール転送とPOP/IMAP)>「Add a forwarding address」(転送先アドレスを追加))、パスワードの再設定メールや請求書が届き続けるようにします。閉鎖されたアドレスには再設定メールが届かず、再利用されたアドレスでは、ほかの人に届いてしまうおそれがあります。
第3層にはCatchNone
CatchNoneは、第3層のために作られています。買い物サイト、メルマガ、アカウントごとに名前を付けたエイリアスを用意でき、すべてを1つのアプリで読めます。どのメッセージにも届いたエイリアスがバッジで表示されるので、漏れたり売られたりしたアドレスがわかります。リモート画像(大半のトラッキングピクセルを含む)は、読み込むまでブロックされたままです。Premiumでは、abcde-12345@catchnone.comのようなランダムな@catchnone.comアドレスがサービスから割り当てられ、ドメイン、DNS、メールボックスの設定は不要です。アドレスを「オフにする」と、送信者には返送されます。すでにお持ちのドメインでは、アプリがそのドメインのメールボックスをデバイスから読み取り専用で読み込みます。無料プランではエイリアスを10個まで使え、Lite・Premiumでは無制限です。CatchNoneは、iPhone、iPad、Macで利用できます。
第1層は、自分のメールボックスのままにしておきます。CatchNoneは受信専用で、メールの送信、返信、転送を一切せず、通知もないため、ログイン用のコードを受け取る場所には向きません。自分のドメインでは、エイリアスを「未使用にする」のは整理用のラベルにすぎません。漏れているアドレスは、利用中のメールサービスのルールでブロックしてください。@catchnone.com宛てのメールの保存期間は30日間で、Premiumが終了すると、再び登録してアプリを開くまで、これらのアドレス宛ての新しいメールは受信時に削除されます。ですから、銀行、Apple Account、すべての再設定用アドレスは自分のメールボックスに置き、使い続けたいアカウントのエイリアスはお持ちのドメインで作ってください。
よくある質問
平均的な人はメールアカウントを何個持っている?
信頼できる最新の公開データはありません。ネットで繰り返し引用されている調査の数字は、確認できる出典にたどり着けません。より役に立つのは、安全に、使える状態で維持できるメールボックスはいくつか、という問いです。ほとんどの人にとって、それは1つか2つ、それに仕事用です。
メールアドレスは何個持つべき?
登録するものと同じ数です。買い物サイト、メルマガ、アプリ、ゲームごとに1つずつ用意します。どれもプライベート用のメールボックスに届くので、アドレスが100個あっても、確認する受信ボックスは増えません。使い続けるサービスやドメインに置く必要があるのは、大切なアカウントのサインインに使うアドレスだけです。
メールアカウントは何個から多すぎる?
実際にサインインして安全に保っている数を超えたら、多すぎです。メールボックスごとにパスワード、二段階認証の設定、復旧の手段が必要で、大手のメールサービスは1〜2年使われていないアカウントを閉鎖することがあります。
持てるメールアカウントの数に上限はある?
AppleのiPhoneのガイドとMicrosoftのOutlookのガイドには、アカウント数の上限は書かれていません。Googleの複数のアカウントに同時にログインするページにも記載はありません。また、1つの電話番号で確認できるアカウントの数も、Googleは明らかにしていません。複数のアカウントで同じ再設定用の電話番号を使っている場合、その番号を失うとすべてのアカウントに影響します。アドレスについては、2026年9月時点で、iCloudメールでは@icloud.comのエイリアスを3個まで、iCloud+の「メールを非公開」では必要な数だけ、Google Workspaceではユーザー1人あたり30個までエイリアスを作れます。
iCloudメールをすべてに使ってもいい?
プライベート用のメールボックスとしてなら使えます。登録には、CatchNoneか、iCloud+があれば「メールを非公開」を使えます。ただし、iCloudメールがなくてもApple Accountを復旧できるようにしておいてください。復旧用の連絡先を追加し、信頼できる電話番号を最新の状態に保ちます。
すべてのサービスのメールアドレスを一度に変更できる?
できません。アカウントごとに変更する必要があり、上の移行手順を重要な順に並べているのはそのためです。個人のGmailアドレスは、それ自体を新しい@gmail.comのアドレスに変更できる場合があり、古いアドレスは別のメールアドレスとして引き続きメールを受信します(Google)。