公開日 更新日
Gmailのアプリパスワードの作り方とIMAP設定、出てこないとき
Gmailのアプリパスワードとは、「Sign in with Google」(Googleでログイン)に対応していないアプリやデバイスが、IMAP、POP、SMTPでGmailにアクセスするための16文字のコードです。「2 段階認証プロセス」をオンにしたうえで、myaccount.google.com/apppasswordsで作成します。アプリでは、ユーザー名にGmailのアドレス全体、パスワードにアプリパスワードを入力し、受信にはimap.gmail.comのポート993、送信にはsmtp.gmail.comのポート465または587を指定します。アプリが「Googleでログイン」に対応している場合は、Googleはそちらを推奨しています。CatchNoneも、アプリパスワードを使って、自分のドメインのメールエイリアス宛てのメールをGmailから読み込みます。読み取り専用で、iPhone、iPad、Macから直接アクセスします。
Googleのヘルプでは「アプリ パスワード」と表記されます。Googleのエラーメッセージではapplication-specific password、多くの解説ではapp-specific passwordとも呼ばれています。以下でリンクしているGoogleのヘルプページは、2026年9月25日に最終確認したものです。
Gmailのアプリパスワードは2026年も使えますか?
使えます。2026年9月時点で、Googleの「アプリ パスワードでログインする」のページでは現行の機能として説明されており、終了日も示されていません。同じページには、アプリパスワードは「推奨されておらず、ほとんどの場合は不要」とも書かれています。
終了したのは、通常のGoogleパスワードでのログインです。GoogleのGmailヘルプには、Gmailでは「Googleのユーザー名とパスワードの共有を必要とするサードパーティのアプリやデバイスはサポートされなくなりました」とあります。Google Workspace Updatesによると、Google Workspaceのアカウントでは、このサポートは2025年5月1日に終了しました。Googleの移行ガイドには、CalDAV、CardDAV、IMAP、SMTP、POPは「従来のパスワードでは機能しなくなる」こと、そして「アプリパスワードを除き」、アクセスにパスワードは使わなくなることが書かれています。
つまり、アプリがGmailにアクセスする方法は、「Googleでログイン」(OAuth)とアプリパスワードの2つです。
始める前に:2段階認証プロセスをオンにする
Googleでアプリパスワードを作成できるのは、「2 段階認証プロセス」を設定したアカウントだけです。個人のアカウントでオンにする手順は次のとおりです(Googleの手順、2026年9月時点)。
- Googleアカウントを開きます。
- 「Security & sign-in」(セキュリティとログイン)を選択します。
- 「How you sign in to Google」(Googleへのログイン方法)で、「Turn on 2-Step Verification」(2 段階認証プロセスを有効にする)を選択します。
- 画面の指示に従います。
または、myaccount.google.com/signinoptions/two-step-verificationを直接開きます。職場や学校のアカウントでは、管理者が「2 段階認証プロセス」を管理しているため、この手順ではオンにできない場合があります。
Gmailのアプリパスワードを作成する方法
- myaccount.google.com/apppasswordsを開き、求められたらもう一度ログインします。Googleのヘルプには、Googleアカウント>「Security & sign-in」(セキュリティとログイン)>「How you sign in to Google」(Googleへのログイン方法)>「アプリ パスワード」という経路も載っています。この項目が見当たらない場合は、直接リンクを使ってください。
- あとで見分けられる名前(「オフィスのプリンター」「自宅のNAS」など)を入力し、「Create」(作成)を選択します。
- Googleが表示したパスワードをコピーします。表示されるのは1回だけです。なくした場合は、新しく作成してください。
- アプリで、ユーザー名にメールアドレス全体を入力し、パスワード欄にアプリパスワードを貼り付けます。
Googleのヘルプではこの画面が説明されていないため、手順2と3の表記は現在の第三者によるガイド(2026年9月時点)に基づいています。アカウントによっては、表記が多少異なる場合があります。
アプリパスワードは、アプリやデバイスごとに1つずつ作成してください。入力するのは通常1回だけです。パスワードを分けておけば、ほかのアプリに影響を与えずに、1つのアプリのパスワードだけを取り消せます。
アプリパスワードが出てこない・利用できない理由
myaccount.google.com/apppasswordsで「The setting you are looking for is not available for your account」(お探しの設定はお使いのアカウントではご利用いただけません)と表示される場合や、項目がまったく表示されない場合は、まず「2 段階認証プロセス」を確認してください。表のほかの3行は、Googleが挙げている考えられる原因です。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 「2 段階認証プロセス」がオフになっている | オンにしてから(手順は上記)、もう一度リンクを開きます。 |
| 「2 段階認証プロセス」がセキュリティキーのみで設定されている | Google prompts(Googleからのプロンプト)など、別の2段階目の方法を追加すると、項目が再び表示される場合があります。追加したあとで、もう一度確認してください。 |
| 職場、学校、その他の組織のアカウントでログインしている | 管理者に確認してください。管理者が管理する設定は下記のとおりです。 |
| アカウントでAdvanced Protection(高度な保護機能)が有効になっている | アプリパスワードはブロックされ、登録した時点で既存のアプリパスワードはすべて取り消されています。Google純正のアプリか、「Googleでログイン」に対応した確認済みのアプリを使ってください。保護が弱くなることを受け入れられる場合は、登録を解除する方法もあります。 |
Google Workspace:アプリパスワードが利用できない理由
職場のアカウントが初めから対象外というわけではありません。Googleのサードパーティのメールクライアントに関する管理者向けヘルプでは、OAuthに対応していないクライアントについて、ユーザーに「アプリ パスワードを作成して使用」してもらうよう管理者に案内しています。使えるかどうかは、Admin console(管理コンソール)の次の設定で決まります(2026年9月時点)。
- 「2 段階認証プロセス」の許可:「Menu」>「Security」>「Authentication」>「2-step verification」(メニュー>セキュリティ>認証>2段階認証プロセス)>「Allow users to turn on 2-Step Verification」(ユーザーが2段階認証プロセスを有効にできるようにする)。
- 方法:「2 段階認証プロセス」の方法が「Only security key」(セキュリティキーのみ。現在はパスキーも含む)に設定されている場合、ユーザーは上記の「セキュリティキーのみ」のケースに当たります。
- 高度な保護機能:管理者が登録を無効にしない限り、ユーザーは自分で登録できます(「Menu」>「Security」>「Authentication」>「Advanced Protection Program」(メニュー>セキュリティ>認証>高度な保護機能プログラム)。初期設定ではオン)。登録したユーザーは、アプリパスワードがブロックされます。
- IMAPアクセス(「アプリ パスワード」の項目が非表示になるわけではありませんが、アプリパスワードを使うメールクライアントが接続できるかどうかを決める設定です):「Menu」>「Apps」>「Google Workspace」>「Gmail」>「End User Access」>「POP and IMAP access」(メニュー>アプリ>Google Workspace>Gmail>エンドユーザーのアクセス>POPとIMAPへのアクセス)。「Enable IMAP access for all users」(すべてのユーザーに対してIMAPアクセスを有効にする)にチェックを入れ、「Allow any mail client」(すべてのメールクライアントを許可)を選択します。「Restrict which mail clients users can use (OAuth mail clients only)」(ユーザーが使用できるメールクライアントを制限する:OAuthメールクライアントのみ)を選ぶと、アプリパスワードを使うクライアントは接続できません(IMAPの管理者向けヘルプ)。
GmailのIMAP・SMTP設定
Gmailの受信メールサーバーはimap.gmail.comで、ポートは993、SSL/TLSを使います。送信メールサーバーはsmtp.gmail.comで、ポートは465(SSL/TLS)または587(STARTTLS)です。個人のGmailでもWorkspaceでも、メールアドレス全体とアプリパスワードでログインします。
| 項目 | 受信メールサーバー(IMAP) | 送信メールサーバー(SMTP) |
|---|---|---|
| サーバー | imap.gmail.com |
smtp.gmail.com |
| ポート | 993 |
465または587 |
| セキュリティ | SSL/TLS | 465ではSSL/TLS、587ではSTARTTLS |
| ユーザー名 | メールアドレス全体 | 受信と同じ |
| パスワード | アプリパスワード | 受信と同じ |
| 認証 | 必要 | 必要 |
POPが必要な場合は、pop.gmail.com、ポート995、SSLを使います。
Gmailをほかのメールクライアントに追加する方法についてのGoogleの個人向けヘルプには、これらの値はもう載っていません。上の値は、Googleのデベロッパー向けドキュメントとWorkspaceの管理者向けヘルプによるものです。
SMTPのポートはどちらでもかまいません。RFC 8314によれば、両方が正しく実装され、TLSが必須になっていれば、セキュリティに大きな差はありません。そのため587では、「使用可能な場合」だけSTARTTLSを使う設定ではなく、STARTTLSを必須にする設定を選んでください。
個人のGmailでは、IMAPを有効にする操作は必要ありません。以前の「Enable IMAP」(IMAPを有効にする)の設定がなくなったのは、IMAPが終了したからではなく、2025年1月以降、IMAPが常にオンになったためです。Workspaceでは、上記の管理者の設定で決まります。
IMAPで見たGmailのフォルダ
Gmailのラベルは、フォルダとして表示されます。INBOX、[Gmail]/All Mail、[Gmail]/Sent Mail、[Gmail]/Spam、[Gmail]/Trashなどです。GoogleのIMAPのドキュメントにあるとおり、アカウントによっては接頭辞がGmailではなくGoogle Mailになります。Googleの推奨されるクライアント設定のうち、特に重要なのは次の2つです。
- アプリ独自の迷惑メールフィルターはオンにしないでください。Gmailがすでに迷惑メールを
[Gmail]/Spamに振り分けています。 - 削除したメールをアプリが「Trash」(ゴミ箱)に移動する設定にしないでください。そうすると、Gmailは30日後にそのメールを完全に削除します。初期設定のままなら、フォルダから削除したメールは「All Mail」(すべてのメール)に残ります。
アプリとサーバーの間で削除がどう同期されるかについては、IMAPでメールを削除するとサーバーからも消えますか?を参照してください。
Outlook、Appleの「メール」、iPhoneでGmailを使う
GoogleのWorkspaceのヘルプによると、現在のバージョンのOutlook、Appleの「メール」、Samsung Mailは「Googleでログイン」に対応しているため、アプリパスワードも手動の設定も必要ありません。
新しいOutlook for Windowsでは、「View」(表示)>「View settings」(表示設定)>「Accounts」(アカウント)>「Your accounts」(あなたのアカウント)>「Add Account」(アカウントの追加)と進み、Gmailのアドレスを入力して「Continue」(続行)を選択し、Googleのアクセス許可の画面で「Allow」(許可)を選択します。クラシックOutlookでは、「File」(ファイル)>「Add Account」(アカウントの追加)を選択し、アドレスを入力して「Connect」(接続)を選択し、ログインして「Allow」(許可)を選択します(Microsoftの手順)。Microsoftのページにはまだ「less secure apps」(安全性の低いアプリ)の設定が書かれていますが、無視してください。Gmailは、この種類のログインをサポートしなくなっています。
Googleによると、iOS 11以降のiPhoneとiPadでも、アプリパスワードは必要ありません。現在のiOSでは、「設定」>「アプリ」>「メール」>「Mail Accounts」(メールアカウント)>「Add Account」(アカウントを追加)と進み、Gmailのアドレスを入力して(プロバイダの一覧が表示されたらGoogleを選択)、画面の指示に従います(Appleの手順)。古いバージョンでは、「Accounts」(アカウント)は「設定」>「メール」にあります。
Outlook 2016より前のOutlookや、ボリュームライセンス版(MSI版)のOutlook 2016など、OAuthに対応していない古いクライアントでは、アプリパスワードと上記の値が必要です。
プリンター、スキャナー、NAS、スクリプト
スキャンした文書をメールで送るプリンターや、通知を送るNASは、メールアドレス全体とアプリパスワードでsmtp.gmail.comにログインします。2026年9月時点のGoogleの送信上限は次のとおりです。
| アカウント | サーバー | ログイン | 上限 |
|---|---|---|---|
| 個人のGmail | smtp.gmail.com |
アプリパスワード | 1通あたり受信者500人、または1日500通(Gmailの送信制限) |
| Workspace | smtp.gmail.com |
アプリパスワード | 1日2,000通。SMTP経由では1通あたり受信者100人(Workspaceの送信制限) |
| Workspace | smtp-relay.gmail.com |
IPアドレスで認証(管理者が設定) | ユーザー1人あたり1日10,000人の受信者 |
| Workspace | aspmx.l.google.com、ポート25 |
なし | GmailとWorkspaceのユーザーにのみ配信 |
Workspaceのデバイスについては、Googleのプリンターとスキャナーに関するヘルプがSMTPリレーを推奨しています。
自作のスクリプトの場合、GmailのサーバーはSASL XOAUTH2によるOAuthも受け付けます。アプリパスワードより手間はかかりますが、Googleが推奨する方法です。GmailはIMAPセッションを約24時間で切断するため、長時間動かすスクリプトは再接続する必要があります。
Gmailのアプリパスワードが使えないときの確認事項
次の原因を確認してください。
- Googleアカウントのパスワードを変更した。 パスワードを変更すると、Googleはすべてのアプリパスワードを取り消します。アプリごとに新しく作成してください。
- 高度な保護機能に登録した。 登録すると既存のアプリパスワードは取り消され、新しく作成することもできなくなります。
- 「2 段階認証プロセス」をオフにした。 Googleによると、アプリでエラーが表示されることがあり、アプリパスワードを取り消すよう推奨されています。
- アプリパスワードが削除された。 削除後はアプリがログインできなくなりますが、アプリがそれに気付くまでに時間がかかる場合があります。
- Workspaceの管理者がIMAPアクセスの設定を変更した。 IMAPがオフになったり、OAuthメールクライアントのみに制限されたりすると、以前は使えていても、アプリパスワードを使うクライアントは同期しなくなります。
- 接続しているアプリが多すぎる。 Gmailでは、1つのアカウントに同時に接続できるメールクライアントは最大15個です(2026年9月時点)。多くのクライアントが同時に同期すると、「Too many simultaneous connections」(同時接続数が多すぎます)というエラーが出ることがあります。
- Workspaceの帯域幅の上限に達した。 Workspaceのアカウントは、IMAPで1日に2,500MBまでダウンロードできます(2026年9月時点)。これを超えるとアクセスが停止され、通常は1時間、長ければ24時間続きます(Gmailの帯域幅の制限)。個人のアカウントについて、Googleは数値を公表していません。
- 上の表の送信上限に達した。 個人のGmailでは「You have reached a limit for sending mail」(メール送信の上限に達しました)というエラーが表示されます。Googleによると、通常は1〜24時間以内に再び送信できるようになります。Workspaceでは、最大24時間、送信がブロックされたままになることがあります。
- アプリが古い。 Googleのトラブルシューティングは、まずクライアントを更新することから始まります。古いバージョンは、現在のセキュリティ基準を満たしていない可能性があるためです。
エラーメッセージとその意味
以下のSMTPのメッセージは、Googleのエラーの一覧から、アプリで通常表示される形で引用しています。Googleの表では、コードの書式が少し異なります。
535-5.7.8 Username and Password not accepted、「Invalid credentials」(認証情報が無効です)、またはパスワードの入力を何度も求められる:アプリパスワードが間違っているか、取り消されています。新しく作成し、ユーザー名がメールアドレス全体になっているか確認してください。534-5.7.9 Application-specific password required:通常は、「2 段階認証プロセス」が有効なアカウントで、アプリが通常のGoogleパスワードを送信したことが原因です。アプリパスワードを使ってください。534「Please log in with your web browser and then try again」(ウェブブラウザでログインしてから、もう一度お試しください):ブラウザでGoogleアカウントにログインしてから、もう一度試してください。
アプリパスワードでアクセスできる範囲と取り消し方
アプリパスワードは読み取り専用ではありません。また、1つのアプリや1つのプロトコルに限定する方法も、Googleは用意していません。パスワードを知っている人は、本人としてIMAP、POP、SMTPを使い、メールを読んだり送ったりできます。Googleの移行ガイドでは、通常のパスワードが使えなくなったプロトコルとして、メールのプロトコルと並んでCalDAVとCardDAV(カレンダーと連絡先)が挙げられ、アプリパスワードはその例外とされています。そのため、アプリパスワードでこれらにもアクセスできる可能性があります。メインのパスワードと同じように扱ってください。
取り消す手順は次のとおりです(Googleの手順)。
- myaccount.google.com/apppasswordsを開きます。
- 一覧から、そのアプリまたはデバイスを探します。
- 「Remove」(削除)を選択します。
デバイスをなくしたときや、アプリを使わなくなったときは、アプリパスワードを取り消すようGoogleは推奨しています。Googleアカウントのパスワードを変更すると、すべてのアプリパスワードが一度に取り消されます。
AppleにもiCloudメール用の同様の仕組みがあります。iCloudのアプリ用パスワード(App用パスワード)とIMAP設定を参照してください。
アプリパスワードと「Googleでログイン」、どちらを使うか
| 状況 | 使う方法 |
|---|---|
| アプリやデバイスが「Googleでログイン」に対応している | 「Googleでログイン」 |
| iOS 11以降のiPhoneやiPadで「メール」を使っている | 「Googleでログイン」(「メール」のアカウント追加から) |
| アプリがユーザー名とパスワードしか受け付けない(古いメールアプリ、多くのプリンターやNAS) | アプリパスワード(デバイスごとに1つ) |
| スクリプトを書いている | 可能ならXOAUTH2によるOAuth、できなければアプリパスワード |
| Workspaceのプリンターやアプリからメールを送る必要がある | 管理者が設定していればSMTPリレー、そうでなければsmtp.gmail.comとアプリパスワード |
| Gmailの「アカウントとインポート」タブにある「名前:」の設定(Send mail as)で、自分のドメインのアドレスとして送信している | 2027年1月にGoogleがこの機能を終了するまでは、smtp.gmail.comとアプリパスワード(Cloudflare Email Routing(メールルーティング)でGmailから自分のドメインとして送信する方法を参照) |
| アカウントで高度な保護機能が有効になっている、または管理者がOAuthメールクライアントのみを許可している | Googleまたは管理者が許可しているアプリで「Googleでログイン」を使います。アプリパスワードは使えません。 |
アプリが「Googleでログイン」に対応していない場合、Googleはアプリパスワードのほかにもう1つの選択肢を挙げています。「より安全なアプリやデバイスに切り替える」ことです。
CatchNoneでGmailのアプリパスワードを使う
CatchNoneは受信専用のメールエイリアスアプリで、iPhone、iPad、Macで利用できます。会員登録ごとに自分のドメインの専用アドレスを使え、メールはメールボックスから直接読み込みます。ドメインのメールがGmailに届く場合(たとえば、ドメインのキャッチオールアドレスがGmailへ転送している場合)、必要なのはアプリパスワードだけです。メールはGoogleからデバイスへ直接届き、CatchNoneのサーバーを通ることはありません。各メッセージには、届いたエイリアスがバッジで表示されます。CatchNoneは、「Googleでログイン」ではなく、アプリパスワードで接続します。「メールボックスを追加」の画面で、「接続の種類」をIMAP、「メールサーバ」をimap.gmail.comにし、「メールアドレスまたはユーザ名」にGmailのアドレス全体、「パスワード」にアプリパスワードを入力します。「詳細設定」では「ポート」を993のまま、「安全な接続(TLS)」もオンのままにして、「接続をテスト」を選択してください。「保存」では接続がテストされないためです。パスワードはそのデバイスのキーチェーンに保存され、同期されないため、デバイスごとに入力します。
CatchNoneはメールボックスを読み取り専用で開き、メールにマークを付けたり、移動したり、削除したりすることは一切ありません。ただし、アプリパスワード自体はそうした操作も許可します。アプリを開くたびに、受信トレイのうち過去30日間の最新100通を確認し、To、Cc、Bccのいずれかに自分のドメインのアドレスが含まれるメールを取り出します。読み込むのは受信トレイだけなので、Gmailの「迷惑メール」にあるメールや、フィルターでアーカイブされたメールは表示されません。Googleがアプリパスワードを発行しない場合や、管理者がOAuthメールクライアントのみを許可している場合は、ドメインのメールがiCloud+やFastmail(IMAPもアプリパスワードもないBasicプランは除く)など、アプリパスワードやJMAPのトークンを使えるサービスに届くように設定してください。独自ドメインで使うメールサービスの選び方で、選択肢を比較しています。
よくある質問
Gmailのアプリパスワードに有効期限はありますか?
Googleのヘルプでは、アプリパスワードに有効期限は設けられていません。使えなくなるのは、Googleアカウントのパスワードを変更した場合や、高度な保護機能に登録した場合など、Gmailのアプリパスワードが使えないときで挙げた理由によるものです。
スペースも入力しますか?
Googleのヘルプには、コードの表示形式についての説明はなく、「16-digit passcode」(16桁のパスコード)と呼んでいます。2026年に更新された第三者のガイドによると、16文字が4文字ずつ4つのグループに分けて表示され、スペースは読みやすくするためだけのものです。入力し直さずにコピーして貼り付け、アプリに拒否された場合は、スペースを除いてもう一度貼り付けてください。
Gmailのアプリパスワードの設定はどこにありますか?
Gmailの設定の中にはありません。Googleアカウントのmyaccount.google.com/apppasswordsにあります。アカウントにその項目が表示される場合は、「Security & sign-in」(セキュリティとログイン)>「How you sign in to Google」(Googleへのログイン方法)>「アプリ パスワード」からも開けます。表示されない場合は、直接リンクを使ってください。
Workspaceの管理者にアプリパスワードを作ってもらえますか?
管理者がアプリパスワードを作成する方法は、Googleのドキュメントには記載されていません。管理者向けヘルプでは、ユーザーが自分のGoogleアカウントで自分で作成するよう案内しています。管理者の役割は、「2 段階認証プロセス」と、すべてのメールクライアントでのIMAPアクセスを許可することです。
アプリパスワードは安全ですか?
「Googleでログイン」に対応していないアプリなら、メインのパスワードと同じように厳重に管理する限り、妥当な選択です。Googleは、アプリパスワードが必要なアプリを「安全性の低い」アプリと呼び、「Googleでログイン」が使える場合はそちらを推奨しています。アプリパスワードは範囲を限定できないため、デバイスごとに1つずつ作成し、それを必要とするアプリにだけ保存してください。