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独自ドメインのメールおすすめサービス比較:キャッチオール対応

キャッチオールを使う独自ドメインのメールで、おすすめのサービスは状況によって変わります。家族がすでにApple製品を使っているならiCloud+、どのアドレスからでも送信したい場合やJMAPを使いたい場合はFastmail、複数のドメインを低予算で運用するならPurelymailかMigaduです。PurelymailとMigaduは、どちらも年額20ドル未満です(2026年9月時点)。Google WorkspaceとZoho Mailでもキャッチオールを使えますが、Proton Mail、Tuta、Microsoftのサービスでは、使えるメールアプリが限られます。

このページでは、個人の独自ドメインで使えるメールサービス10社を、サイトごとに別のアドレスを渡すときに大事な点で比較します。このページのリンクに、アフィリエイトリンクは1つもありません。どのサービスを選んでも、IMAPかJMAPに対応していれば、CatchNoneでiPhone、iPad、Macからキャッチオールのメールボックスを読み込み、各メッセージがどのアドレスに届いたかを確認できます。

メールのキャッチオールで確認したいポイント

  • キャッチオールアドレス:ドメインのどのアドレス宛てのメールも1つのメールボックスに届くため、事前に作成しなくても、お店にshop@example.comを伝えられます。初めて聞く考え方なら、まずキャッチオールアドレスとは何か、迷惑メールの面でどんな代償があるかを読んでください。
  • アドレスを1つだけ止められるか:1つのアドレスが流出したら、そのアドレスだけを止めたいところです。Fastmailでは、流出したアドレスをメールエイリアスとして追加して無効にでき、そのアドレス宛てのメールはバウンスします。iCloud+にはアドレスごとのスイッチはありませんが、流出したアドレスを作成してから(3つの枠を1つ使います)削除できます。Appleによると、削除したアドレス宛てのメールは、「すべてを許可」がオンでも送信者に返送されます。iCloudメールのルールで、そのアドレス宛てのメールを「ゴミ箱」に移すこともできます。
  • どのアドレスからでも送信できるか:FastmailとMigaduは、作成していないアドレスからの送信について説明しています。Purelymailは、ルーティングされたメールには、送られてきたアドレスとして返信できるとしています。それ以外のサービスでは、あてにする前に確認してください。
  • メールアプリからのアクセス:アプリパスワードで使えるIMAPがあれば、ほぼどのメールアプリでも読めます。IMAPがなければ、そのサービス自身のアプリか、そのサービスのサインイン方式に対応したアプリに限られます。
  • 制限:ドメイン数、ドメインごとのアドレス数、1日のメール数の上限を確認してください。MigaduとMXrouteは、どちらもキャッチオールには迷惑メールが集まると注意しています。
  • 料金と所在国:ユーザーごとに課金するサービスもあれば、アカウントごとに課金するサービスもあります。また、会社とサーバーが別の国にあることもあります。

キャッチオールとIMAPに対応した独自ドメインのメールサービス

2026年9月25日に、各サービスのヘルプページで確認しました。CatchNoneの列は、各サービスが説明しているIMAPとJMAPのアクセスから判断したものです。

サービス キャッチオール メールアプリからのアクセス CatchNoneでの読み込み
iCloud+ あり:「すべてを許可」(ドメインの所有者のみ) imap.mail.me.comのIMAP(ポート993、アプリ用パスワードが必要)。POPは非対応 可(IMAP)
Fastmail あり:*@example.comのエイリアス imap.fastmail.comのIMAP(ポート993、アプリパスワードが必要)。APIトークンでJMAP 可(IMAPまたはJMAP)
Migadu あり:キャッチオールに加え、パターンで指定するエイリアス(「Rewrites」) imap.migadu.comのIMAP(ポート993)。メールボックスのパスワードか、アプリごとのアイデンティティを使用 可(IMAP)
Purelymail あり:ルーティングルール(プレフィックスのルールを含む) imap.purelymail.comのIMAP(ポート993)。二段階認証をオンにした後はアプリパスワード 可(IMAP)
MXroute あり IMAP、POP3、SMTP。手動で設定(自動設定なし) 可(IMAP)
Google Workspace あり:Gmailのルーティングルール OAuthでのIMAP、または管理者が許可している場合は「アプリ パスワード」 「アプリ パスワード」使用時のみ
Zoho Mail あり:ドメインごと(無料プランは未確認) 有料プランのみ。IMAPをオンにしてから使用 有料プランのみ(IMAP)
mailbox.org あり:@example.comのエイリアス すべてのプランでIMAPとPOP3 可(IMAP)
Proton Mail あり:すべての有料プラン パソコンのProton Mail Bridge経由のみ(有料プラン) 不可
Tuta あり:RevolutionaryとLegend なし:設計上IMAPに対応しない 不可

料金、制限、所在地(2026年9月時点)

料金は税抜きの米ドルです。ただし、mailbox.orgはユーロ(VAT込み)、Proton MailはProtonの料金ページの表示どおりユーロです。Zohoの料金は、料金ページの元になっている価格データによります。

サービス 独自ドメインを使える最安プラン 注意したい制限 会社とサーバー
iCloud+ 月額0.99ドル(50GB)。ほかの5人まで共有可能 ドメイン5つまで。各ドメインで1人あたりアドレス3つまで Apple、米国
Fastmail Individual:年払いで月額5ドル、月払いなら月額6ドル ドメインは100個+ユーザーごとに1個。エイリアスは600個+ユーザーごとに15個 Fastmail Pty Ltd、オーストラリア。サーバーは米国、または選択すればEU(アムステルダム)
Migadu Micro:年額19ドル 1日に受信200通、送信20通。5GB。アドレス数は無制限。ドメイン数は「ほぼ無制限」 スイスの会社、サーバーはフランス
Purelymail 年額10ドル 厳密な上限なし(ソフトリミットあり) Add Rabbit LLC、米国。AWS US-East-1
MXroute Small:年額59ドル(10GB) ドメインとアカウントは無制限。1アカウントあたり1時間に400通 MXroute LLC、米国テキサス州。サーバーは主にバージニア州アッシュバーン
Google Workspace Business Starter:年間プランで1ユーザーあたり月額7ドル、フレキシブルプランなら8.40ドル 1ユーザーあたり30GB(組織全体で共有) Google LLC、米国
Zoho Mail 5ユーザーまで無料(一部のデータセンターのみ)。Mail Liteは年払いで1ユーザーあたり月額1ドル 無料プラン:ドメイン1つ、1ユーザーあたり5GB データセンターは地域によって異なる
mailbox.org Standard:年払いで月額3ユーロ、月払いなら月額4ユーロ 独自ドメイン用のエイリアスは50個 データセンターはドイツ・ベルリン
Proton Mail Mail Plus:月額4.99ユーロ、または年額47.88ユーロ 独自ドメイン1つ、アドレス10個 Proton AG、スイス
Tuta Revolutionary:tuta.com/pricingを参照(確認時は50%オフのキャンペーンを表示) 独自ドメイン3つ、追加アドレス15個 Tutao GmbH、ドイツ

状況別:独自ドメインのメールにおすすめのサービス

  • 家族でApple製品を使っている:iCloud+。すでに料金を払っているかもしれません。1つのプランで最大6人まで使え、共有ドメインでは1人あたり最大3つの有効なアドレスを持てます。
  • どのアドレスからでも送信したい、多数のドメインを運用したい、JMAPを使いたい:Fastmail。
  • 複数のドメインを運用し、費用をできるだけ抑えたい:Purelymail。ヨーロッパのサーバーが重要で、メールの量が少ないならMigadu。
  • すでにGoogle WorkspaceかZoho Mailに料金を払っている:そのまま使い続け、キャッチオールをオンにします。
  • ほかの理由でProton MailかTutaを選んでいる:どちらも有料プランでキャッチオールに対応していますが、基本的にそのサービス自身のアプリを使うことになります。
  • 受信だけで、ドメインから送信することはない:ドメインのDNSがCloudflareにあれば、Cloudflare Email Routingによる無料の転送。
  • どのメッセージがどのアドレスに届いたかを、iPhone、iPad、Macで確認したい:ここで紹介したサービスのうちIMAPかJMAPに対応したものを選び、CatchNoneで読み込みます。

Appleユーザーにおすすめ:iCloud+の「カスタムメールドメイン」

「カスタムメールドメイン」は、米国で月額0.99ドル(50GB)からのiCloud+のすべてのプランに含まれています(2026年9月時点)。独自ドメインは最大5つまで使え、Appleのアドレスに関するガイドによると、1人あたり「1つのドメインにつき有効なメールアドレスは合計3つまで」です。すべての国や地域で利用できるわけではなく、2ファクタ認証とiCloudメールが必要です。

キャッチオールをオンにできるのは、ドメインの所有者だけです。iPhone(iOS 26またはiOS 27)では、「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「メール」>「カスタムメールドメイン」>ドメイン>「すべてを許可」にあります(Appleの手順)。ウェブでは、icloud.com/icloudplus>「カスタムメールドメイン」>ドメインと進み、「Turn On Allow All」(「すべてを許可」をオンにする)を選びます。

メールアプリで使う場合、AppleのIMAP設定では、サーバーはimap.mail.me.com、ポートは993で、アプリ用パスワードを使います。ユーザー名は通常、独自ドメインのアドレスではなく、iCloudメールのアドレスの名前の部分です。作成していないキャッチオールのアドレスから送信する方法をAppleは説明していないため、どのアドレスからでも返信したい場合は、Fastmail、Migadu、Purelymailを検討してください。詳しい手順は、iCloud+の独自ドメインとキャッチオールのガイドで説明しています。

細かく管理したい人とJMAPを使いたい人に:Fastmail

Fastmailのキャッチオールは*@example.comと書くエイリアスで、「Settings」(設定)>「My email addresses」(自分のメールアドレス)で追加します。すると、メールを作成するときに、そのドメインの好きな差出人(From)アドレスを入力できるため、サイトごとのアドレスから簡単に返信できます。個別のエイリアスは、キャッチオールより優先されます。流出したアドレスを1つ止めるには、そのアドレスを個別のエイリアスとして追加し、「Settings」>「Users & Sharing」(ユーザーと共有)>「Aliases」(エイリアス)>対象のエイリアス>「Show advanced preferences」(詳細設定を表示)>「Disable」(無効)で無効にします。以後、そのアドレス宛てのメールはバウンスします。正確な手順はFastmailのキャッチオールのヘルプにあります。

初期設定では、サブドメインのDNSがFastmailを指していれば、anything@shop.example.com宛てのメールはshop+anything@example.comとして配信されます(設定は「Settings」>「Domains」(ドメイン)>「Edit」(編集)>「Routing」(ルーティング)>「Manage」(管理)にあります)。どのアプリにもアプリパスワードが必要で、IMAPはSTARTTLSではなく、最初からTLSで接続する方式(implicit TLS)を使います。FastmailはJMAP(RFC 8620)にも対応しています。JMAPはIMAPより新しい標準で、APIトークンを使って接続します。

難点は料金です。Fastmailで最も安いBasicプランは独自ドメインにもIMAPにも対応していないため、実質的な入り口は、年払いで月額5ドルのIndividualです(2026年9月時点)。Duoは月額8ドル、Family(最大6人)は月額11ドルで、どちらも年払いの料金です。最大30日間の無料トライアルがあります。Fastmail独自のエイリアス機能とドメインのどちらを使うか迷っている場合は、Fastmail Masked Emailと独自ドメインの比較を参照してください。

Migadu、Purelymail、MXrouteの比較:複数のドメインを低予算で

要点をまとめると、Purelymailのほうが安く(Migadu Microの年額19ドルに対して年額10ドル)、ユーザー、ドメイン、ストレージに厳密な上限がなく、二段階認証でのログインとアプリパスワードに対応しています。Migadu Microは1日のメール数に上限がありますが、パターンで指定するエイリアス、Wildcard Sending(ワイルドカード送信)、フランスのサーバーが加わります。MXrouteは高めで(10GBで年額59ドル)、キャッチオールを推奨していません。ここでの料金はすべて2026年9月時点のものです。

Purelymailにはソフトリミットがあるため、使用量が多いと従量課金制の料金に移されることがあります。単純な*@example.comのルーティングルールは実在するメールボックスより優先されるため、me@example.comも使い続ける場合は、有効なユーザーのアドレスを除くすべてのアドレスを対象にするルールを選んでください。ワイルドカードのサブドメインには対応しておらず、Purelymailによると、iPhoneの「メール」はプッシュで受信するのではなく、スケジュールに従って新着メールを取得します。サービスは2025年3月に譲渡され、現在は米国のAdd Rabbit LLCが、バージニア州北部のAWSで運営しています。

Migaduはメールボックスごとではなくアカウントごとに課金し、どのプランでもアドレス数は無制限で、ドメイン数にも強制的な上限はありません(Microでドメインを大量に追加すると、アップグレードを求められることがあります)。Microでは、1日に受信200通、送信20通まで使えます。上限を約25%以上超えると、受信メールは翌日まで保留され、何日も続けて超えるとバウンスします。キャッチオールに届く迷惑メールがこの上限に数えられるかどうかをMigaduは明記していないため、メールの多いドメインにはMini(年額90ドル)のほうが向いているかもしれません。アプリごとのアイデンティティはありますが、メールボックスへのログインに二段階認証はありません。料金ページには、14日間の返金期間が記載されています。

MXrouteは、どのプランでもドメインとアカウントが無制限です。キャッチオールには対応していますが、キャッチオールを「迷惑メールを大量に引き寄せるもの」と呼んでいます。自動設定もないため、アプリごとに手動で設定します。

すでにGoogle Workspace、Zoho Mail、IONOSを使っている場合

Google Workspace

Business Starterは、年間プランで1ユーザーあたり月額7ドル、フレキシブルプランでは8.40ドルです(2026年9月時点)。キャッチオールは、管理コンソールの「Apps」(アプリ)>「Google Workspace」>「Gmail」>「Routing」(ルーティング)で設定するGmailのルーティングルールです。「All inactive and unrecognized accounts」(すべての無効なアカウントと認識されないアカウント)宛てのメールについて、エンベロープの受信者を1つのメールボックスに変更するもので、変更の反映には最大24時間かかることがあります。2025年5月1日以降、サードパーティ製のアプリではOAuthか「アプリ パスワード」を使う必要があります。アプリ パスワードには「2 段階認証プロセス」が必要で、Googleによると、仕事用のアカウントやその他の組織のアカウントでは使えないことがあります。

Zoho Mailの独自ドメインでIMAPは使えますか?

有料プランでのみ使えます。ZohoのForever Freeプランは1つのドメインで最大5ユーザーまで使えますが、料金ページには「IMAP/ POP/ Active Sync not included」(IMAP、POP、Active Syncは含まれない)とあるため、そのメールはZoho自身の画面で読むことになります。また、無料プランは一部のZohoのデータセンターでしか提供されていません。有料プランでは、まずIMAPをオンにします。「Settings」(設定)>「Mail Accounts」(メールアカウント)>自分のアドレス>「IMAP」で「IMAP Access」(IMAPアクセス)にチェックを入れ、「Save」(保存)をクリックします。ドメインを使う有料ユーザーはimappro.zoho.comのポート993に接続しますが、正しいサーバーはデータセンターによって異なります。キャッチオールは、管理コンソールの「Domains」(ドメイン)>ドメイン>「Advanced Settings」(詳細設定)>「Catch-all Address」(キャッチオールアドレス)にあります。

IONOS

IONOSは、Mail BasicとMail Businessでキャッチオールに対応しています。*@example.comというアドレスを作成すると、それがIMAPで読める通常のメールボックスになります。広告されている料金は複数年契約の初回価格なので、更新時の料金を確認してください。IONOSはMicrosoft 365とGoogle Workspaceも再販しており、それらを使う場合は、各サービスのサインインの規則がそのまま適用されます。

Proton Mail、Tuta、Microsoftで使えるメールアプリが限られる理由

  • Proton MailでIMAPを使えるのは、Bridge経由だけです。Bridgeは有料プラン向けのデスクトップアプリで、macOS、Windows、Linuxに対応しています。Bridgeはパソコン上(127.0.0.1)でだけ待ち受けるメールサーバーを動かすため、スマートフォンやタブレットからは接続できません。また、この接続は自己署名証明書で保護されます。モバイルでは、Proton自身のアプリを使います。
  • Tutaは「IMAPに対応していない」としています。IMAPを使うと、メールを暗号化されていない状態でデバイスに保存することになるためです。Tutaのアプリかウェブ版を使います。
  • Outlook.comは2024年9月16日にメールアプリでのパスワードの受け付けを停止し、Microsoft 365の法人向けメールボックスは2022年10月にIMAPとPOPで同じ対応を行いました。Appleの「メール」など、MicrosoftのOAuthサインインに対応したアプリは引き続き接続できますが、パスワードしか受け付けないアプリは接続できません。

ヨーロッパのサービスで、標準的なIMAPも使いたい場合は、mailbox.org(ベルリンのデータセンター)かMigadu(フランスにサーバーを置くスイスの会社)が向いています。Fastmailでも、主なデータをアムステルダムに置くことができます(2026年8月から選べるオプション)。ただし、レプリカ、バックアップ、ログは米国に残ります。

ホスティングの代わりに無料の転送を使う

受信だけが必要なら、Cloudflare Email Routing(メールルーティング)をCloudflareの無料プランで使えます。ドメインがCloudflareのDNSを使っている場合にしか機能しないため、先にネームサーバーをCloudflareに移す必要があるかもしれません(Cloudflareの設定手順)。キャッチオールのルールは「Compute」(コンピュート)>「Email Service」(メールサービス)>「Email Routing」>「Routing Rules」(ルーティングルール)にあり、ドメインのすべてのアドレス宛てのメールを、すでに持っている1つの受信ボックスに転送します。制限には、ドメインあたり200件のルーティングルール、1通あたり25MiBなどがあります(2026年9月時点)。

トレードオフとして、Email Routingは「Cloudflareのドメインからの送信や返信に対応していない」ため、返信は転送先のアドレスから送られます。

Gmailの「Check mail from other accounts」(他のアカウントのメールを確認。POPでの取得)とGmailifyは、2026年第1四半期の後、新規ユーザーの受け付けを終了しました。そのため、Gmailでほかのサービスからメールを取り込む手順を紹介したガイドは、新しく設定する場合にはもう使えません。Gmailへの転送は引き続き使えます。現在の方法は、GmailとCloudflareの設定ガイドで説明しています。

メールを失わずにメールサービスを乗り換える方法

  1. まず新しいサービスを設定します。ドメインを追加して確認し、使っているアドレスとキャッチオールを作り直します。サービス別のキャッチオール設定ガイドで、Workspace、Zoho、IONOS、Proton、Fastmail、iCloud+、Cloudflareの手順と、Migaduの設定の場所を説明しています。
  2. 古いメールをコピーします。Fastmailでは「Settings」>「Migration」(移行)>「Import」(インポート)でインポートでき、MigaduとMXrouteはimapsyncを推奨しています。Purelymailには移行ツールがあります。iCloudのインポート機能は、すべてのメールサービスに対応しているわけではありません。
  3. DNSを管理しているサービスで、MXレコードと、新しいサービスから指定されたSPFレコードとDKIMレコードを変更します。iCloud+から移る場合は、Appleのレコードも削除します。
  4. 古いアカウントは少なくとも1週間残しておき、MXの変更後に届いたメールを拾うため、手順2のコピーをもう一度実行します。RFC 5321では、送信側は一般に少なくとも4〜5日間再送を続けるべきだとしていますが、Migaduによると、再送が続くのは多くの場合最大48時間なので、空白期間はできるだけ短くしてください。空白期間中に送られたメールが失われずに遅れて届くだけで済むのは、新しいサービスがすでにすべてのアドレスを受け付けている場合だけです。そのために、手順1でキャッチオールをオンにしておきます。
  5. すべてのメールアプリで、新しいサーバーと新しいアプリパスワードを設定します。

CatchNoneでキャッチオールのメールを読む

CatchNoneを使えば、選んだサービスのキャッチオール用メールボックスを、サービスを置き換えることなく、アドレスごとの一覧に分けられます。デバイスから直接メールボックスを、IMAP(TLS、初期設定ではポート993)またはJMAPで読み取り専用として読み込み、各メッセージに、届いたアドレスをバッジで表示します。作成していないアドレスも表示されるので、漏れたアドレスや売られたアドレスがわかります。メールがCatchNoneのサーバーを通ることはなく、DNSを変更することもありません。無料プランではエイリアスを10個まで使え、Lite・Premiumでは、自分のドメインのエイリアスを無制限に作成できます。CatchNoneはiPhone、iPad、Macで利用できます。

CatchNoneは、あえて受信専用にしているため、返信はメールサービスのアプリから行います。また、CatchNoneは読み込むだけですが、渡したアプリパスワードにはフルアクセスの権限があります。サインインにはパスワード、アプリパスワード、JMAPのトークンを使うため、OAuthしか使えないOutlook.comとMicrosoft 365、Proton Mail Bridge、そしてTutaやZohoの無料プランのようにIMAPがないサービスは接続できません。読み込むのは受信ボックスだけで、1回の確認で対象になるのは過去30日間の最新100通です。この100通はドメインで絞り込む前に数えます。そのため、メールの多いメインの受信ボックスより、キャッチオール専用のメールボックスのほうが向いています。iCloud+では、キャッチオールのメールはメインの受信ボックスに届きます。取り込むのは、To、Cc、Bccのいずれかに自分のドメインのアドレスが書かれているメールだけです。エイリアスを「未使用にする」のは整理用のラベルにすぎないため、流出したアドレスはメールサービス側でブロックしてください。

ドメインをまったく運用したくない場合は、Premiumで@catchnone.comのアドレスを使えます。ドメイン、DNS、メールボックスの設定は不要です。

よくある質問

独自ドメインで使える無料のメールサービスはありますか?

Zoho MailのForever Freeプランでは、1つのドメインを最大5ユーザーで使えます。ただし、IMAPはなく、一部のZohoのデータセンターでしか提供されていません。Cloudflare Email Routingは、CloudflareのDNSを使っているドメインなら無料で、キャッチオールにも対応していますが、転送しかしないため、自分のドメインから返信することはできません。Migaduは無料プランを廃止し、年額19ドルのMicroプランに置き換えました(2026年9月時点)。どの場合も、ドメイン自体の料金はドメイン登録サービス(レジストラ)に支払う必要があります(iCloud+でドメインを購入することもできます)。

1人や家族で使うなら、安くておすすめなのは?

1人なら、キャッチオールについての説明があるサービスのうち、この記事で最安なのは年額10ドルのPurelymailで、次が月額0.99ドルのiCloud+です(2026年9月時点)。家族なら、iCloud+は1つのプランをほかの5人まで共有でき、共有ドメインでは1人あたり最大3つのアドレスを持てます。PurelymailとMigaduは、1人ごとではなくアカウントごとの料金です。Fastmail Familyは高めですが(年払いで月額11ドル)、JMAPが使え、追加の設定なしで、ドメインの好きな差出人(From)アドレスを入力できます。ドメインにお金を払う価値があるかまだ迷っている場合は、独自ドメインのメールに実際にかかる費用を読んでください。

独自ドメインにはFastmailとiCloud+のどちらがよいですか?

iCloud+のほうが安く(月額0.99ドルから)、すでにApple製品に組み込まれていますが、1人あたりのアドレスは1つのドメインにつき3つまでで、作成していないアドレスからの送信についてAppleは説明していません。Fastmail Individual(年払いで月額5ドル、2026年9月時点)では、ドメインのどのアドレスからでも送信でき、エイリアスを1つずつ無効にでき、JMAPも使えます。主に受信が目的ならiCloud+、サイトごとのアドレスから返信もしたいならFastmailを選んでください。

アプリパスワードやJMAPを使えるIMAP対応のメールサービスは?

iCloud+ではアプリ用パスワード、Fastmailではアプリパスワードが必須です。PurelymailとZohoの有料プランでは、通常のパスワードか、二段階認証をオンにした後はアプリパスワードを使います。Migaduはメールボックスのパスワードかアプリごとのアイデンティティを使い、Google Workspaceは、管理者が許可していて「2 段階認証プロセス」がオンの場合にだけ「アプリ パスワード」を受け付けます。これらのサービスのうち、JMAPでのアクセスを説明しているのはFastmailだけです。

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